戦う幌馬車 The War Wagon (1967) 3.58/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

主演ジョン・ウェイン、彼と相性のいいカーク・ダグラス共演、監督バート・ケネディディミトリ・ティオムキンの軽快な音楽も印象的。クレア・ハフェーカーの小説”Badman”を基にした、鋼鉄製の重装甲馬車を登場させるという、奇抜なアイデアが話題を呼んだ西部劇の大作。


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:バート・ケネディ
製作:マーヴィン・シュワルツ
原作:クレア・ハフェーカー“Badman”
脚本:クレア・ハフェーカー
撮影:ウィリアム・H・クローシア
編集:ハリー・W・ガースタッド
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
ジョン・ウェイン:トウ・ジャクソン
カーク・ダグラス:ローマックス
ハワード・キール:リーヴァイ・ウォーキング・ベア
ロバート・ウォーカーJr.ビリー・ハイアット
ブルース・キャボット:フランク・ピアース
キーナン・ウィン:ウェス・フレェッチャー
ヴァローラ・ノーランド:ケイト・フレッチャー
ジョアンナ・バーンズ:ローラ
ブルース・ダーン:ハモンド

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1967年製作 101分
公開
北米:1967年5月27日
日本:1967年8月
北米興行収入 $6,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
仮釈放された牧場主トウ・ジャクソン(ジョン・ウェイン)は、自分を刑務所送りにして、牧場と金鉱を奪ったフランク・ピアース(ブルース・キャボット)に復讐するため町に戻ってきた。

ジャクソンが町に現れたことを知ったピアースは、報酬1万ドルでローマックス(カーク・ダグラス)を雇い、ジャクソンの殺害を依頼しようとする。

手下のハモンド(ブルース・ダーン)らに、ローマックスを捜すことを命じたピアースだったが、ハモンドは、ジャクソンを簡単に片付けてみせると言い放つ。

しかし、ジャクソンは、ハモンドが太刀打ちできるような相手ではなかった。

先手を打ったジャクソンは、ローマックスと手を組もうとする。

ジャクソンとローマックスは、ピアースが装甲馬車で運ぶ砂金50万ドルを奪う計画を立てる。

二人は、現れたハモンドを簡単に倒して、メキシコ人に捕らえられていた先住民、無法者リーヴァイ・ウォーキング・ベア(ハワード・キール)を助ける。

その後、ローマックスは、飲んだくれの爆薬使いビリー・ハイアット(ロバート・ウォーカーJr.)を、ジャクソンに連れて来るよう言われる。

酔いつぶれたビリーを見つけたローマックスは、彼を殴り倒して強引に連れて行く。

一方、町に戻ったジャクソンは、ピアースに探りを入れてから、ローマックスとビリー、そしてリーヴァイと合流する。

その後、運び屋のウェス・フレェッチャー(キーナン・ウィン)と妻ケイト(ヴァローラ・ノーランド)を仲間に入れ、ジャクソンらは、装甲馬車襲撃の計画を練る。

リーヴァイを連れて、先住民居住地に向かったジャクソンは、馬車襲撃の手助けを彼らに頼む。

ピアースは、ジャクソンとローマックスが手を組んでいることに気づいていなかった。

酒場でローマックスに会ったピアースは、ジャクソン殺しの報酬を1万2000ドルに吊り上げ、ローマックスはそれを受ける。

酒場で騒ぎを起こし、計画をばらしかねないビリーを叩きのめして、留置場に入れさせたローマックスは、飲んだくれの彼を何とかするようジャクソンに伝える。
そんなビリーは、ウェスの若い妻ケイトが、親に交換で売られた事を聞き、気の毒に思う。

ジャクソンはウェスからの情報で、ピアースがガトリング銃を手に入れたことを知る。

町の酒場で相対したジャクソンとローマックスは、対決するように見せかけ、そこにリーヴァイも現れて乱闘騒ぎを起し殺し合いを避ける。

ジャクソンはその場を逃れて、ローマックスもそれを追い、その夜、ピアースの牧場から爆破に使うニトログリセリンを盗み出すことになる。

牧場に侵入したジャクソンは、ピアースの元に向かい私物を受け取ろうとする。

その間に、金庫破りの名人でもあるローマックスが、ビリーとニトログリセリンを盗み出す。

そして翌日、50万ドルの砂金を乗せて、ガトリング銃も装備した馬車は町を出発する。

ジャクソン達も橋にニトログリセリンを仕掛け、馬車を迎え撃つ準備が出来た。

ピアースに居住地を追い出された先住民が、馬車の護衛隊を誘き出し、その隙に馬車の通過した橋を爆破する。

孤立した馬車を再び先住民が襲うが、ガトリング銃を使ってピアースは対抗する。

ジャクソンとローマックスは馬車を奪い、ピアースらは仲間割れをして命を落とす。

砂金を確認したジャクソンらは、それを小麦粉の樽に詰めて偽装するものの、先住民に襲われウェスは殺されてしまう。

ビリーがニトログリセリンの瓶を取り出し、それを奪った先住民が酒だと思い込むが爆発する。

その瞬間に、砂金を積んだ馬車は暴走してしまいジャクソンがそれを追う。

暴走する馬車から転げ落ちる小麦粉の樽は、砂金と小麦粉の見分けがつかなくなる。

先住民はそれが小麦粉だと思い込み、運び去ってしまう。

しかし、ウェスが盗もうとした砂金袋を見つけたジャクソンは、それを事件のほとぼりが冷める半年後まで隠しておくことにする。

現れた、ビリーとケイトに砂金を分け、ジャクソンは、それをローマックスに見せるよう伝える。

その後、ローマックスは分け前を要求するが、ジャクソンは、半年の間、自分が死なないように護衛をしろと言い放つ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
牧場主トウ・ジャクソンは、町を牛耳るピアースに、牧場と金鉱を奪われ、刑務所にまで入れられてしまう。
町に戻ったジャクソンは、ピアースから自分の殺しを依頼されたローマックスを、先手を打って仲間に引き入れ、牧場などを奪い返す方法を考える。
ジャクソンとローマックスは、ピアースが装甲馬車で運ぶ、砂金50万ドルを奪う計画を立てる。
先住民の無法者リーヴァイや、飲んだくれの爆薬使いビリー、そして、運び屋のウェスと妻ケイトを仲間に引き入れ、ジャクソンとローマックスは、装甲馬車を襲撃する準備を始めるのだが・・・。
__________

装甲馬車を襲うため、ニトログリセリンを使い橋を爆破させたりする、派手なアクションも見ものだ。

ディミトリ・ティオムキンの主題曲が、いつもとは雰囲気が違っているように思えるが、非常に軽快でテンポの良い曲に仕上がっている。

肺がんを克服してまだ間もないジョン・ウェインは、その後遺症を全く感じさせない、日焼けした顔で元気な姿を見せてくれる。

今回は監督がバート・ケネディということもあり、共演陣も、ウェイン作品によく登場するフォード一家の面々は登場せず、カーク・ダグラスという大物を迎えて、二大スターが大活躍する設定となっている。

ウェインは、お馴染みの「赤い河」(1948)のバックル”RED RIVER D”をつけている。

*私も愛用しています。
http://www.e-pino.com/wmt/wp-content/uploads/2015/03/red_river_d.jpg

カーク・ダグラスは、50歳を過ぎて脂が乗ってきているという感じだが、実は本作以降あたりから、映画出演を抑え、主演作がめっきり減ってしまう。

しかし、それほど大柄ではないが、背筋を伸ばした肩幅の広い逆三角形の逞しい上半身と軽い身のこなしは健在だ。
今回は、彼の西部劇では、あまり見られないような衣装が、どうも洒落過ぎているような気もするが、着こなし自体は抜群だ。

ウェイン作品の常連、ブルース・キャボットの出演はうれしいところだが、今回は敵役である。

個人的には、彼はウェインの敵ではなくサポート役に回ってもらいたいキャラクターなのがが・・・。

1950年代のミュージカルの大スター、ハワード・キールも、迫力ある演技を見せてくれる。
ウェインとほぼ同じ身長なので、体格では負けていない)

飲んだくれの爆薬使いロバート・ウォーカーJr.(ジェニファー・ジョーンズの息子)、彼と恋仲になるヴァローラ・ノーランド、その夫で先住民に殺されるキーナン・ウィン、酒場の女ジョアンナ・バーンズ、悪党の手下ブルース・ダーンなどが共演している。


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