ザ・ワーズ The Words (2012) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

作家になる夢を叶えた青年・・・そして彼の秘密を知る老人・・・ある作家の著書の中で語られる運命の物語を描く、製作、主演ブラッドレイ・クーパーゾーイ・サルダナオリヴィア・ワイルドジェレミー・アイアンズデニス・クエイド他共演、監督、脚本ブライアン・クラグマン、リー・スターンサールによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督
ブライアン・クラグマン

リー・スターンサール
製作
マイケル・ベナローヤ

タティアナ・ケリー
ジム・ヤング
製作総指揮
ブラッドレイ・クーパー

カシアン・エルウィズ
ローラ・リスター
リサ・ウィルソン
脚本
ブライアン・クラグマン

リー・スターンサール
撮影:アントニオ・カルヴァッシュ
編集:レスリー・ジョーンズ
音楽:マーセロ・ザーヴォス

出演
ローリー・ヤンセン:ブラッドレイ・クーパー

ドーラ・ヤンセン:ゾーイ・サルダナ
ダニエラ:オリヴィア・ワイルド
老人:ジェレミー・アイアンズ
若者:ベン・バーンズ
クレイトン”クレイ”ハモンド:デニス・クエイド
ロリーの父親:J・K・シモンズ
ティモシー・エプスタイン:ロン・リフキン
リチャード・フォード:ジョン・ハナー
セリア:ノラ・アルネゼデール
カトラー:ジェリコ・イヴァネク
ネルソン・ワイリー:マイケル・マッキーン

アメリカ 映画
配給 CBS Films

2012年製作 102分
公開
北米:2012年9月7日
日本:2013年3月9日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $11,494,838
世界 $13,231,461


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

作家クレイトン”クレイ”ハモンド(デニス・クエイド)は、新作”ザ・ワーズ”の朗読会を開く。

ハモンドは朗読を始める・・・
__________

ニューヨーク
雨の中たたずむ老人(ジェレミー・アイアンズ)は、ローリー・ヤンセン(ブラッドレイ・クーパー)とドーラ(ゾーイ・サルダナ)夫妻がリムジンに乗るのを見つめる。

作家として成功を夢見ていたローリーは、思わぬことで願いが叶い戸惑っていた。

ベストセラー作家となったローリーは、”窓辺の涙”で文芸奨励賞を受賞する。

ローリーは富と名誉を手に入れたが、老人は、全てを覆す機会を待っていた。

5年前、ブルックリン
ローリーとドーラは愛し合っていたものの、生活は苦しかった。

会社を経営する父親(J・K・シモンズ)を訪ねたローリーは、いつものように生活費の援助を求める。

父親は、努力したことは認めるものの、現実と向き合い、作家を諦めて地道な職業に就くよう助言する。

その考えを受け入れられないローリーは、けじめをつけてドーラと結婚するようにとも言われたため、その場を去ろうとする。

しかし、息子を見捨てられない父親は、人生について語りながら、これが最後だと言って小切手を渡す。

その後もローリーは書き続けるが、出版社に相手にされず、彼は働かざるを得なくなる。

ローリーは、大手出版社で働きコネを作ろうとした。

やがて、生活の基盤ができたローリーとドーラは、結婚してハネムーンでパリに向かう。

ある骨董品店を訪れたローリーは、古い鞄を見つけ、それをドーラにプレゼントされる。

ニューヨークに戻ったローリーは、エージェントのティモシー・エプスタイン(ロン・リフキン)に呼ばれる。

エプスタインは、ローリーの原稿を評価するものの、実績のない若い彼の本を、出版社が敬遠する考えを伝える。

各出版社からは断りの連絡が入り、失意のローリーは、ドーラに慰めてもらう他なかった。

そんなある日ローリーは、骨董品店で手に入れた鞄の中から、タイプで打たれた原稿を見つけてそれを読む。

ローリーは、自分の熱望する人生が全て書かれている、その原稿の物語が頭から離れなくなる。

自分の人生はいったい何なのか、苦悩するローリーはある夜、思い立ったようにパソコンの前に座り、原稿を一言一句変えずに書き写し始める・・・著者の感覚を知るために。

その後、その原稿を読んだドーラは、今までとは全く違う素晴らしい内容に感激し、小説家としての夢が叶うと言って、涙しながらローリーを抱きしめる。

それを自分の作品にする気のなかったローリーだったが、ドーラの意見を聞き入れて、原稿を勤務先の出版社のカトラー(ジェリコ・イヴァネク)に渡す。

時は流れ、原稿のことを忘れてしまっていたローリーはカトラーに呼ばれる。

カトラーは、原稿を読んだことと、自分を代理人にしてほしいことをローリーに伝える。

ローリーは、名作を書き上げたと言う、ドーラと同じ意見であるカトラーの言葉を信じて契約を交わす。

やがて、出版された”窓辺の涙”は大ベストセラーとなり、ローリーは文芸奨励賞を受賞することになる。

雨の中で老人は、授賞式会場に向かうローリーとドーラを見つめる・・・。
__________

第一部を読み終えたハモンドは、代理人リチャード・フォード(ジョン・ハナー)と共にロビーに向かう。

近づいてきたダニエラ(オリヴィア・ワイルド)に声をかけられたハモンドは、彼女を部屋に誘い語り合う。

その後、ハモンドは会場に戻り、第二部の朗読を始める。
__________

秋晴れの朝。
老人は、セントラル・パークに向かうローリーの後を付ける。

ベンチに座っていたローリーに話しかけた老人は、世間に認められた気分などを聞き、小説を読み引き込まれたことを伝える。

帰ろうとするローリーに、著書へのサインを求めた老人は、自分のアイデアを本にした場合、分け前がもらえるかを尋ねる。

冗談だと思ったローリーは、それは違反行為だと言って立ち去ろうとする。

老人は、小説をなくした者と、それを見つけた若者の話だと語り、驚いたローリーは彼の話を聞こうとする。

第二次大戦末期のパリ
アメリカ兵の若者(ベン・バーンズ)は、カフェで働くセリア(ノラ・アルネゼデール)と知り合い親交を深める。

愛し合うようになった二人だったが、除隊となった若者は帰国して、パリの思い出などを書き始める。

やがて、パリに戻った若者はセリアの元に向かい、作家となる勉強を始めて、英語の週刊誌の記者となる。

2週間後、若者はセリアと結婚して、二人には子供も生まれて幸せな日々が続く。

しかし、子供は病死してしまい、失意のセリアは人が変わり、田舎の母親の元に向かってしまう。

ショックを受けた若者だったが、その後、寝食を忘れてタイプを打ち、2週間後に物語を書き終わる。

セリアの元に向かった若者だったが、帰って欲しいと言われた彼は、原稿を置いてその場を去る。

英語を理解できないセリアはパリに戻るものの、原稿を入れた鞄を汽車に忘れてしまう。

原稿がないことを知った若者は、それを書くことで救われたと言って苛立つ。

駅に向かった若者は原稿を見つけることができず、セリアとは別れて、故郷が恋しくなり帰国する。

若者はその後、書くことができなくなり、北に向かい静かに暮らした。

時は流れ、老人はローリーの著書を知り、それを読んだことをローリーに伝える。

動揺するローリーに、老人は、著書の内容が紛れもなく自分の語り口だと言って彼を追求する。

老人は、原稿を見つけた方法に興味を示さず、事実を知ってほしかったことを伝えて、言葉を失うローリーの元を去る。

ローリーはその場を離れることができず、やがて日が暮れて、彼はようやく立ち上がり家路を探す・・・。
__________

朗読を終えたハモンドは、自分を待っていたダニエラと共にアパートに向かう。

ダニエラは、老人に会ったローリーのその後を知りたがる。
__________

ローリーは、気持ちを整理するための手段として酒に頼り、考え抜いた末に、真実で自由が得られると判断する。

帰宅したローリーは、嘘をつき誰のものか分からない原稿を書き写したことをドーラに話す。

動揺するドーラは、その行為の瞬間、自分達のことを考えなかったのかとローリーを責める。

ローリーは、代理人のカトラーにもそれを話し、全てを捨てようとすることが身の破滅を意味すると言われる。

それでも納得できないローリーは、他の作品では自分が評価されないことを悟りその場を去る。

ドーラは、苦しむローリーを何んとか救おうとするものの、彼の心の痛みは消えることがない。

老人の元に向かい、償いをしようとしたローリーだったが、妻や子の物語である自分の人生を奪われた老人は、苦しみながら生きるように伝えて彼を追い払おうとする。

しかし老人は、慈悲を請うローリーに物語の続きを語る。

セリアをニュージャージーの駅のホームで見かけた男性(若者)は、彼女に家族がいることを知る。

男性は、自分に気づいたセリアに列車の窓から手を振る。

それで気が楽になったと言う老人は、書くことを止めた自分の考えを後悔しないことを伝えて、ローリーに帰るようにと迫る。

ローリーは老人に、良い本であることを伝えてその場を去る。

そしてローリーは、何をするべきか悟り、老人が亡くなった後で全てを封印することにして、原稿を彼の棺の元に置く。
__________

ダニエラは、ローリーのその後を知りたがるが、ハモンドは、自分がどう考えるかを彼女に問う。

ローリーは破滅したと言うダニエラに、その続きを語るようハモンドは彼女に迫る。

ハモンドは、ローリーが自分の身代わりだということを話し、キスしてくるダニエラを拒み、帰るように伝える。
__________

ローリーは、ドーラに寄り添い謝罪する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

作家ハモンドは、新作”ザ・ワーズ”の朗読会を開き著書を読み始める・・・。
作家として成功することを夢見るローリー・ヤンセンは恋人ドーラと結婚して、ハネムーンでパリを訪れる。
ローリーは、骨董品店で古い鞄を見つけて購入して持ち帰る。
その後、作家を諦めかけたローリーは、鞄の中にあった古い原稿に気づき、その内容に驚く。
自分の望むもの全てが書かれていた原稿を書き写したローリーは、それを読んだドーラに促されて著書として出版する。
出版された著書”窓辺の涙”は大ベストセラーとなり、ローリーは富と名誉を手に入れる。
しかし、そんなローリーの前に、原稿の秘密を知る老人が現れる・・・。
__________

ある作家の著書の物語の中で語られる運命のドラマを、監督デビューとなるブライアン・クラグマンリー・スターンサールによる巧みな脚本と共にサスペンス・タッチで描くドラマ。

偶然の出来事と、運命に関わる決断の瞬間、悪意のなかった行動で苦しむ主人公・・・。
ドラマチックな一面とは対照的に、些細な仕草や表情で人生そのもの表現する描写など、繊細な演出が光る作品。

小作ではあるが、実力派スターが顔を揃える豪華キャスティンゴは注目であり、苦しむ主人公を演ずるブラッドレイ・クーパーの熱演と、物語のキーマンの老人役ジェレミー・アイアンズの、圧倒的存在感は観る者を魅了する。

主人公を支える妻ゾーイ・サルダナ、作家のデニス・クエイドに接近する女性オリヴィア・ワイルド、物語の若者ベン・バーンズ、その妻ノラ・アルネゼデール、主人公の父親J・K・シモンズ、エージェント役のロン・リフキン、作家の代理人役ジョン・ハナー、出版社のジェリコ・イヴァネク、主人公に文芸奨励賞を授与するマイケル・マッキーンなどが共演している。


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