僕が星になるまえに Third Star (2010) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

末期がんの青年と友人三人が、青年が行きたいと願う場所への旅を通し、絆や人生そして死の意味を考える姿を描く、主演トム・バークベネディクト・カンバーバッチ他共演、監督ハッティー・ダルトンによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ハッティー・ダルトン
製作:ケリー・ブロード
製作総指揮:マーガレット・マシスン他
脚本:ヴォーン・シヴェル

撮影:カルロス・カタラン
編集:ピーター・クリステリス
音楽:スティーヴン・ヒルトン

出演
デイヴィー:トム・バーク

ジェームズ・キンバリー・グリフィス:ベネディクト・カンバーバッチ
マイルズ:JJ・フィールド

ビル:アダム・ロバートソン
海岸の男:ヒュー・ボネヴィル

イギリス 映画
配給 Western Edge Pictures
2010年製作 92分
公開
イギリス:2010年6月
北米:2011年6月25日
日本:2013年10月26日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ウェールズ
ジェームズ・キンバリー・グリフィス(ベネディクト・カンバーバッチ)は、29歳の誕生日を迎えるものの、末期ガンのため30歳にはなれないことを悟っていた。

広告会社のトップだったデイヴィー(トム・バーク)は、失業後にジェームズの世話をしている。

今回の旅でビル(アダム・ロバートソン)は、仕事と恋人から逃れられることを喜んでいた。

周囲の哀れみに耐え切れなくなったジェームズは、友人達が自分の”大好きな場所”のバラファンドル湾に連れて行ってくれることを喜ぶ。

作家のマイルズ(JJ・フィールド)は、16歳の時に父親をガンで亡くしていた。

両親や姉に見送られたジェームズは、三人の友人と共に旅立つ。

車を置いて山に入った4人は、野営をしてその夜を楽しむ。

翌朝、出発したジェームズは、ビルが持参した種から育てた木を植えることを提案するもののそれを拒まれる。

ある村の祭りに参加した4人だったが、マイルズがトイレで少年に時計を盗まれて取り戻す。

その後、ビルが村人と喧嘩を始めてしまい、三人は彼に加勢してその場を逃れる。

テントで夜を明かした4人は、翌日、一応フェリーだという船で海を渡る。

岸に着いたジェームズは、疲れて気分が悪くなりモルヒネを飲む。

夜になり、4人は、天国や死についてを星を眺めながら語り合う。

翌朝、気分の優れないジェームズは、ビルの行き方を批判して嫌味を言いながら吐き気を催す。

出発した4人は、ロープを使って岸壁を下り海岸に向かう。

その場で4人は、”スター・ウォーズ”の”ダース・ベイダー”のレアなフィギュアを探す男(ヒュー・ボネヴィル)に出会う。

男と別れた4人は先を急ぐが、天候が悪化したため、テントを張りその場で待機する。

荷物の中に花火があることに気づき、目的地でジェームズのために上げるつもりだったが、4人はその場で楽しむことにする。

ジェームズはそれを喜ぶが、花火がテントに燃え移り、4人は一つのテントで眠ることになる。

ある夢を見たジェームズは、翌朝、独り涙し、マイルズが彼を気遣う。

ジェームズは、自分の世話をするデイヴィーに、本当は何をしたいのかを問う。

生き続けたいことを訴えるジェームズは、目的を持たずいる三人の人生に意味があるのかを問う。

マイルズは、病気になるまで何もしなかったジェームズを批判し、デイヴィーはその言い方が酷すぎると意見する。

ジェームズは、悪いと思いながら、マイルズの本の原稿を読んだことを話し、良い出来だったと伝える。

その場を移動した4人だったが、デイヴィーの携帯電話が鳴ったために、それを探そうとしてジェームズを乗せるのに使っていたカートが崖から落ちてしまう。

荷物も落下してしまい、ジェームズはその場で夜を過ごそうとする三人の意見を聞かずに、一人で目的地に向かおうとする。

三人は、仕方なくジェームズを背負って歩き始め、日が暮れたために野営をする。

翌朝、愛していないという恋人が妊娠したことを話したビルは、苛立って持参した木を投げ捨ててしまう。

そのまま進んだ4人だったが、ジェームズが衰弱し、戻ろうと言うマイルズとデイヴィーが喧嘩を始めてしまう。

二人は冷静になり、ジェームズの病気を恐れ、接し方が分からなかったと言ってマイルズは謝罪し、彼は目的地に向かおうとする。

そして、4人はバラファンドル湾にたどり着き、海岸で水浴びをする。

その後ジェームズは、今までの態度を三人に謝罪するが、マイルズが、彼の姉と愛し合っていることを告白する。

結婚している姉を諦めきれず、一緒に暮らすようになると言うマイルズの話を聞いたジェームズは動揺する。

何よりも大切なものを見つけたというマイルズに皮肉を言いながら、長く生きられれば、ビルの子供や姉の決断も見届けられると、ジェームズは悲しげに語る。

不思議なことに、冷静に物事を考えられることをジェームズはマイルズに伝える。

その夜ジェームズは、翌日、海に向かい戻ってこないことを三人に伝え、彼らの同意を求める。

ビルとデイヴィーは反対するものの、ジェームズは先が見えている現状で、闘いながら死にたいことを伝える。

しかし、同意を得られないことを知ったジェームズは諦めようとする。

その後、ジェームズは苦しみうなされ、デイヴィーは薬を落としてしまったことに気づく。

モルヒネがないため、ジェームズの痛みを抑えられない三人は、マイルズとビルが薬を捜しに行く。

薬を見つけた二人は急いで戻り、それを飲んだジェームズは何とか落ち着く。

翌朝、三人は望み通りジェームズを海に迎えわせるものの後を追う。

デイヴィーは泳げないためにビルが岸に連れ戻し、マイルズは家に帰るべきだと言ってジェームズを説得する。

ジェームズはそれを拒み、力尽きるまで泳ぐと言って逝かせてほしいと伝える。

マイルズは納得し、沈んでいくジェームズの死を見届ける。

息を引き取ったジェームズを岸に連れ戻したマイルズは、デイヴィーとビルと共に彼を静かに見守る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ウェールズ
29歳になった末期ガンのジェームズは、友人のデイヴィー、マイルズ、ビルと共に、自分が大好きな場所”バラファンドル湾”に旅することになる。
4人は途中で車を降り、野宿をしながら徒歩で目的地を目指す。
余命短いジェームズは、目的を持たずに生きる三人の人生に意味があるのかを問いながら旅を続ける。
トラブルや衝突を繰り返しながらも目的地に辿り着いた4人は、海岸で楽しいひと時を過ごす。
そしてジェームズは、三人に感謝して、この場に来た目的を話すのだが・・・。
__________

各方面で活躍するイギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチの初主演作として、ファン注目の作品。

末期ガン患者の青年を演ずるカンバーバッチの、旅の目的が衝撃的であるように宣伝されたが、それは容易に想像がつく。
それはともかく、それぞれ違う道を歩む友人達と、死を待つしかない青年の絆、そして人生の意味などを考えさせられる、深いドラマに仕上がっている。

世界的人気スターとなったカンバーバッチは、当然、派手さもない地味な役柄なのだが、生きることへの執着を残しながら、究極の選択をする苦しい立場の青年を見事に演じている。

主人公の世話を続ける友人トム・バーク、作家であり、主人公の病を恐れ、彼を避けてしまっていたJJ・フィールド、仕事や恋人との関係に悩むアダム・ロバートソン、海岸の男役ヒュー・ボネヴィルなどが共演している。


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