素晴らしきヒコーキ野郎 Those Magnificent Men in Their Flying Machines or How I Flew from London to Paris in 25 hours 11 minutes (1965) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

飛行機開発の黎明期、空の制覇を狙う大英帝国の新聞王の発案で集まった、世界中の飛行家による、ロンドンパリ間の飛行競技会を愉快に描く、製作、監督ケン・アナキン、出演スチュアート・ホイットマンサラ・マイルズジェームズ・フォックスジャン=ピエール・カッセル他によるアクション・アドベンチャー・コメディ。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ケン・アナキン
製作:スタン・マーガリーズ
脚本
ケン・アナキン

ジャック・デイヴィス
撮影:クリストファー・チャリス
編集
ゴードン・ストーン

アン・V・コーツ
音楽:ロン・グッドウィン

出演
オービル・ニュートン:スチュアート・ホイットマン

パトリシア・ローンズレー:サラ・マイルズ
リチャード・メイズ:ジェームズ・フォックス
ピエール・デュボア:ジャン=ピエール・カッセル
エミリオ・ポンティチェリ伯爵:アルベルト・ソルディ
ホルスタイン大佐:ゲルト・フレーベ
ブリジット/イングリッド マレーネ/フランソワ/イヴェット/ベティ:イリナ・デミック
パーシー・ウェア=アーミテージ卿:テリー=トーマス
コートニー:エリック・サイクス
ローンズレー卿:ロバート・モーレイ
ランブルストロス大尉:カール・ミハエル・フォーグラー
ジョージ・グルーバー:サム・ワナメイカー
ヤマモ:石原裕次郎
修道院長:フローラ・ロブソン
マクドゥーガル:ゴードン・ジャクソン
ネアンデルタール人/ギリシャ人鳥類研究家/発明家/
ヴィクトリア朝のパイロット/旅客機乗客:レッド・スケルトン

ナレーター:ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス

アメリカ/イギリス 映画
配給 20世紀FOX

1965年製作 132分
公開
北米:1965年6月16日
イギリス:1965年6月3日
日本:1965年10月9日
製作費 $5,600,000


アカデミー賞 ■

第38回アカデミー賞
・ノミネート
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1910年。
飛行家でもあるイギリス陸軍士官のリチャード・メイズ(ジェームズ・フォックス)は、海を制した大英帝国が、空の制覇には遅れていることを、新聞王ローンズレー卿(ロバート・モーレイ)に語る。

ローンズレー卿は、必ずや空も制覇してみせると、それを検討することをメイズに約束する。

実は、飛行に興味のある恋人で、ローンズレー卿の娘パトリシア(サラ・マイルズ)が空を飛びたいために、彼女の頼みでローンズレー卿の気持ちを煽るのがメイズの目的だった。

しかし、ローンズレー卿はそれを許さず、メイズは仕方なく引き下がり、時期を待つことをパトリシアに告げて納得させる。

”デイリー・ポスト”
ローンズレー卿は、大英帝国が空を制覇する目的で、世界中の飛行家を参加させた、自社の宣伝にもなる飛行競技会を開催を考える。

ロンドンパリ間の競技会は、賞金1万ポンドと決まり、優勝者は、必ずやイギリス人であることをローンズレー卿は願うのだった。

社内では、新聞の宣伝と招待状で、世界中の飛行家を集めようと動き始める。

フランス人のピエール・デュボア(ジャン=ピエール・カッセル)、それに対抗するプロイセンの軍人ホルスタイン大佐(ゲルト・フレーベ)は、ランブルストロス大尉(カール・ミハエル・フォーグラー)に飛行を命ずる。

アメリカ。
アリゾナの砂漠では、オービル・ニュートン(スチュアート・ホイットマン)とジョージ・グルーバー(サム・ワナメイカー)が、飛んできた新聞記事で競技会を知る。

イタリアの富豪、エミリオ・ポンティチェリ伯爵(アルベルト・ソルディ)もそれを新聞で知り、日本海軍の将校ヤマモト(石原裕次郎)にも招待状が届き、ローンズレー卿は、予想以上の反響に満足して、イギリス人のパーシー・ウェア=アーミテージ卿(テリー=トーマス)も自信を見せる。

飛行家は続々と出発地点に集まり、到着したばかりのニュートンは、パトリシアと出会い心惹かれる。

ローンズレー卿は、パトリシアがメイズに好意を持っていることを知り、結婚する気があるかを彼に確かめる。

ニュートンは、試験飛行をしようとするパーシー卿の飛行機にしがみついて、汚水池に墜落させてしまう。

仕返しに来たパーシー卿を、難なく追い払ったニュートンは、その後、度々会うパトリシアを飛行機に同乗させることを約束する。

ランブルストロスに飛行を命じたホルスタインだったが、飛行機の尾翼が折れてしまい、機体は制御不能となり、ニュートンがそれに飛び移りエンジンを停止させる。

それを見たパトリシアは、勇敢なニュートンに惹かれ始める。

パトリシアが、ローンズレー卿の娘だと知ったニュートンは、彼女が父親に飛行を禁止されていることと、自分に好意を持っていることを知る。

横断するドーバー海峡を視察した際に、ニュートンは、パトリシアに干渉し過ぎないようメイズに言われる。

ローンズレー卿から、結婚の許可を得ているというメイズに対し、パトリシアが承諾していない以上、付き合うのは自由だと言って、ニュートンは彼を殴り倒してしまう。

そこに、日本のヤマモトが到着し、彼の愛機の性能に参加者は驚き、パーシー卿は妨害を考える。

ニュートンとパトリシアはその場を抜け出し、飛行機で飛び立ってしまい、それに気づいたローンズレー卿とメイズは二人を追う。

主翼の支柱が折れて、ニュートンはパトリシアに操縦を任せてそれを修理し、二人は何とか着陸する。

ローンズレー卿は憤慨し、メイズはニュートンを殴り倒し、パトリシアは、飛行や隠してあったバイクの運転を禁止される。

競技会から追放されたニュートンは、出場資格の復活を求めてローンズレー邸に向かう。

面会させてももらえないニュートンは、パトリシアに呼ばれて、彼女が手を打つことを約束する。

フランスに敵対心を燃やすホルスタインは、デュボアに決闘を申し込み、二人は気球上で決着をつけることになる。

しかし、二人の気球は勝負がつく前に汚水池に落下してしまう。

前夜祭のパーティーで、パーシー卿はヤマモトに下剤入りのワインを飲ませようとするが、それをランブルストロスが飲んでしまう。

その後もパーシー卿は、使用人のコートニー(エリック・サイクス)と共に各参加者への妨害工作をする。

競技会当日。
参加者は離陸準備を始め、下痢に苦しむランブルストロスに代わり、ホルスタインが操縦席に着く。

パトリシアの説得により、参加を許可されたニュートンは、彼女にパリでの再会を約束する。

ローンズレー卿の開会宣言の前に飛び立つ、ヤマモトに注目が集まるが、彼の機はパーシー卿の細工で墜落してしまう。

各機は次々と離陸するが、パーシー卿に手を加えられていのニュートンの機は、車輪が片方外れてしまう。

ポンティチェリ伯爵の機はエンジン不調で修道院付近に不時着してしまう。

カトリックの勝利のためだと言って、伯爵は修道院長(フローラ・ロブソン)らの手を借りて離陸する。

各機は、苦労しながらドーバー第一検問に到着して、ニュートンも片輪で着陸に成功する。

その夜、パーシー卿が夜間飛行で海を渡っているという情報が入るが、実は機体を船で運んだだけだった。

翌日、各機は海峡を渡るが、ホルスタインは、風で飛んだ操縦マニュアルを取ろうとして、機体は制御不能となり着水してしまう。

カレーに到着した各機は、燃料を補給してパリに向かう。

機関車に着地してしまったパーシー卿は、トンネルで機体が破壊されてしまう。

燃料切れのデュボアは牧草地に着陸し、燃料を調達している間、度々会ったいるように思える女性イヴェット(イリナ・デミック)とのひと時を楽しむ。

各機はパリ上空に到達してゴール地点をめざし、エンジンから出火したポンティチェリ伯爵をニュートンが助ける。

メイズがトップでゴールし、ポンティチェリ伯爵を救ったニュートンが続き人々に歓迎される。

メイズは、勝利を捨てて伯爵を救ったニュートンの行為を称え、優勝を分け合うことを伝える。

そして、祖国の英雄デュボアも到着し彼は、再び同じ女性ベティ(イリナ・デミック)に迎えられる。

機体の様子を見に行ったニュートンに、パトリシアが寄り添い、愛を確かめ合う。
__________

現代、ロンドン、ジェット機の時代の空港。
悪天候のために、出発が遅れることを知った乗客(レッド・スケルトン)らは、ホテルへと戻る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1910年。
大英帝国が、空を制していないことを不満に思った新聞王ローンズレー卿は、ロンドンパリ間の飛行競技会を開き、国の威信をかけて集まった世界中の飛行家を競わせる。
ローンズレー卿の娘パトリシアは、飛行に興味を持っていた。
競技会に参加する、パトリシアの恋人で陸軍将校のメイズが父ローンズレー卿の言いなりだったために、彼女は、アメリカから参加した、不躾だが何事にも積極的なニュートンに惹かれる。
競技会の準備が進む中、パトリシアは、念願だった飛行をニュートンの機で果たして感激する。
しかし、憤慨したローンズレー卿は、ニュートンの出場を却下してしまう。
パトリシアの説得で、ニュートンは何んとか出場を許可されるのだが、優勝を狙うパーシー卿が、各参加者の機体に細工をして、妨害工作を始める・・・。
__________

イギリスのアクション派監督ケン・アナキンが、自ら脚本に参加した娯楽大作として、大いに楽しめる作品。

何んと言っても、航空機ファンにはたまらない、古風な名機の数々の登場は嬉しい。
クライマックスでは、その時代とは関係ないのだが、当時のイギリス空軍が誇るジェット戦闘機”イングリッシュ・エレクトリック ライトニング”の編隊飛行のサービスまである。

飛行競技会は、上映開始から1時間半しないと始まらないが、それまでに至る各飛行家達の行動が実に可笑しい。

ロン・グッドウィンの軽快な音楽や、オープニング・クレジットや主題歌も印象に残る。
第38回アカデミー賞では、脚本賞にノミネートされた。

アメリカ人らしい行動派スチュアート・ホイットマン、彼に惹かれる新聞王の令嬢サラ・マイルズ、彼女の恋人ではあるが、慎重過ぎるイギリス人飛行家ジェームズ・フォックス、参加者、フランスジャン=ピエール・カッセル、彼に度々出くわす何人もの女性を演ずるイリナ・デミックイタリア人富豪の伯爵アルベルト・ソルディプロイセンの軍人ゲルト・フレーベ、その部下カール・ミハエル・フォーグラー、参加者に妨害工作をするテリー=トーマス、その使用人エリック・サイクス、新聞王で競技会主催者のロバート・モーレイ、主人公の相棒役サム・ワナメイカー、日本海軍将校の石原裕次郎、修道院長のフローラ・ロブソン、姿が見えるだけでセリフもないのが残念な飛行家ゴードン・ジャクソンネアンデルタール人他を演じラストも飾るレッド・スケルトン、そして、ナレーターは、ジェームズ・ロバートソン・ジャスティスが担当している。


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