007/サンダーボール作戦 Thunderball (1965) まだ評価されていません。


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

007シリーズ、第4作。
1961年に発表された、
イアン・フレミング原作のシリーズ第8作を基に製作された作品。
監督テレンス・ヤングショーン・コネリークローディーヌ・オージェ共演。


007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:テレンス・ヤング
製作
ケビン・マクローリー

アルバート・R・ブロッコリ
ハリー・サルツマン
原作:イアン・フレミング
原案
ケビン・マクローリー

ジャック・ウィッティンガム
脚色
リチャード・メイボーム

ジャック・ウィッティンガム
ジョン・ホプキンス
撮影:テッド・ムーア
編集:ピーター・ハント
特殊効果:ジョン・ステアーズ
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽:ジョン・バリー
モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
主題歌:トム・ジョーンズ

出演
ジェームズ・ボンド:
ショーン・コネリー

ドミノ・デヴァール:クローディーヌ・オージェ
エミリオ・ラルゴ(スペクターNo.2):アドルフォ・チェリ
フィオナ・ヴォルペ:ルチアナ・パルッツィ
フェリクス・ライター:リク・ヴァン・ヌッター
ポーラ・キャプラン:マルティーヌ・ベズウィック
M:バーナード・リー
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル
リッピ伯爵:ガイ・ドールマン
フランソワ・デヴァール/アンジェロ・パラッツィ:ポール・スタッシノ
パトリシア・フィアリング:モリー・ピーターズ
アーネスト・スタヴロ・ブロフェルド:アンソニー・ドーソン
アーネスト・スタヴロ・ブロフェルド(声):エリック・ポールマン
ヴァルガス:フィリップ・ロック

イギリス 映画
配給
ユナイテッド・アーティスツ

1965年製作 130分
公開
イギリス:1965年12月29日
北米:1965年12月21日
日本:1965年12月25日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $63,600,000
世界 $141,200,000


アカデミー賞 ■

第38回アカデミー賞
・受賞
視覚効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

イギリス諜報員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、2人の仲間を殺したスペクターの一員ブヴァール大佐の葬儀に姿を現す。

ボンドは、ブヴァールが生存し、夫人に扮していることを見破り、屋敷に侵入して彼を殺害する。

そしてボンドは、用意しておいたジェット・パックでその場を脱出し、アストンマーチン/DB5で逃亡する。

パリ
スペクターの報告会議の席上、ブロフェルド(
アンソニー・ドーソン/エリック・ポールマン:声)から指名されたNo.2エミリオ・ラルゴ(アドルフォ・チェリ)は、NATOを脅迫して2億8000万ドルを手にするという計画を発表する。

イギリス南部。
NATO空軍基地近郊の保養所では、スペクターの情報員リッピ伯爵(ガイ・ドールマン)が潜伏し、既に情報収集を始めていた。

その保養所に休暇で居合わせたボンドは、リッピ伯爵の腕の刺青を見て、マカオの秘密結社”トング”のものだと気づく。

ボンドは、それをM(バーナード・リー)の秘書マネーペニー(ロイス・マクスウェル)に報告する。

リッピ伯爵の留守中、彼の部屋を調べたボンドは、そこに、交通事故に遭った隣部屋のアンジェロ・パラッツィ(ポール・スタッシノ)が忍び込んできたのを目撃する。

その後ボンドは、脊椎牽引機にかかっている最中、何者かに操作され、危ういところをマッサージ師のパトリシア・フィアリング(モリー・ピーターズ)に助けられる。

それが、リッピ伯爵の仕業と知ったボンドは仕返しをして、パトリシアとのひと時を楽しむ。

リッピ伯爵と、その仲間のフィオナ・ヴォルペ(ルチアナ・パルッツィ)は、NATOヴァルカン爆撃機のパイロット、 フランソワ・デヴァール少佐(ポール・スタッシノ)を殺す。

少佐と同じ顔に手術されたアンジェロも現れ、フィオナに報酬の増額を要求して基地に向かう。

殺したデヴァール少佐を、保養所に運んだリッピ伯爵だったが、ボンドがそれに気づき、少佐の顔を確認する。

核爆弾を装備した、アンジェロの搭乗したヴァルカン爆撃機は基地を飛び立ち、彼は他の操縦士を殺害して機をバハマ沖に着水させる。

アンジェロは、現場で待ち構えていたラルゴの部下に殺され、核爆弾2基はスペクターに奪われてしまう。

保養所を出たボンドをリッピ伯爵は追うが、作戦を危険にさらした責任を取らされ、彼はフィオナに殺害される。

ロンドン
MI6本部に戻ったボンドは、ヴァルカン爆撃機の核爆弾を奪ったスペクターからの、1億ポンドを要求する脅迫テープを聞かされる。

イギリスとアメリカ政府は、核爆弾を落とすという脅迫に屈して要求をのむ方針を固めたが、イギリス諜報部は、極秘任務として”サンダーボール”作戦を開始する。

作戦の資料の写真から、保養所の死体が、デヴァール少佐だと知ったボンドは、少佐の妹ドミノ(クローディーヌ・オージェ)が滞在しているバハマナッソーに向かう。

バハマに到着したボンドは、ラルゴの愛人となっていたドミノに接近する。

カジノでラルゴに探りを入れたボンドは、彼の屋敷への招待を受ける。

翌日、外出先から部屋に戻ったボンドは、早速、ラルゴの手下が侵入していることに気づき、痛めつけて帰すが、男はその後、ラルゴに殺される。

ボンドは、CIAのフェリクス・ライター(リク・ヴァン・ヌッター)と助手のポーラ・キャプラン(マルティーヌ・ベズウィック)、そして、現地に派遣されたQ(デスモンド・リュウェリン)と合流する。

Qから、”ガイガー・カウンター”付き水中カメラなどの装備品を受け取ったボンドは、ラルゴの攻撃を受けながらも、彼のクルーザーの船底を調べる。

海岸に泳ぎ着いたボンドは、車で通りがかったフィオナに拾われホテルに向かうが、彼女がスペクターの一員であることを見抜く。

ラルゴのクルーザーの写真から、船底に仕掛けがあることを確認したボンドは、爆撃機が海底に沈んでいることを察知して、ライターと捜索を始める。

ラルゴの屋敷に出向いたボンドは、ドミノと町のパレードに向かうことになる。

その頃、ボンドの助手ポーラが、フィオナに捕らえられて姿を消してしまう。

ライターから、その報せを受けたボンドは、島中を停電させてラルゴの屋敷に侵入する。

ポーラは服毒自殺し、それを知ったボンドは屋敷を抜け出しホテルに戻る。

隣部屋にいたフィオナに気づき、彼女と愛し合ったボンドは、押し入ってきたラルゴの手下とフィオナに銃を向けられ、パレード会場に向かう。

隙を見て逃れたボンドは、パレードに紛れて身を隠すが、フィオナに見つかってしまう。

しかし、ボンドを狙った銃弾がフィオナに命中し、彼女は命を落とす。

その頃ロンドンでは、スペクターの脅迫に屈服するしか手立てがなくなり、既にボンドへの期待が薄れていた。

尚も爆撃機捜索を続けるボンドは、カモフラージュをして海底に沈むヴァルカン爆撃機を見つける。

ボンドは、操縦していたアンジェロも発見し、彼が身につけていた、デヴァール少佐の認識票をドミノに見せる。

ラルゴを倒すために、ドミノの協力を得たボンドは、核爆弾をクルーザーに運び込もうとする、ラルゴ一味の一人に扮して海中に向かう。

ボンドは、爆弾の隠し場所を見つけるが、珊瑚礁の洞窟に取り残されてしまう。

ドミノも裏切りを見破られ、ラルゴに監禁されてボンドとの企みを聞かれ拷問を受ける。

発信機カプセルで、ライターに救われたボンドは、彼に攻撃目標がマイアミだということを知らせる。

直ちにアメリカ沿岸警備隊が派遣され、ラルゴ一味と水中で対決することになる。

ボンドは、クルーザーで逃げようとするラルゴを追い、ドミノが、ラルゴを水中銃で撃ち抜き、兄デヴァール少佐の仇を討つ。

クルーザーが、岩礁に激突する寸前に脱出したボンドとドミノは、”スカイ・フック”を装備する”B-17に”無事救助される。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

国際犯罪組織スペクターのNo.2ラルゴは、核爆弾を奪い、NATOを脅迫して、2億8000万ドルを手にするという計画を発表する。
イギリス南部の保養所では、スペクターの情報員リッピ伯爵が潜伏し、既に情報収集を始めていた。
休暇で居合わせた、
イギリス諜報員ジェームズ・ボンドは、リッピがマカオの秘密結社の一員だと気づき、それを上司Mに報告する。
その後リッピは、
NATOヴァルカン爆撃機のパイロット、デヴァール少佐を殺し、少佐と同じ顔に手術された男を連れて基地に向かう。
核爆弾を装備した、少佐の替え玉の搭乗した爆撃機は基地を飛び立ち、彼は
バハマ沖に機を着水させる。
男は、現場で待ち構えていたラルゴの部下に殺され、核爆弾2基はスペクターに奪われてしまう。
保養所を出たボンドをリッピは追うが、作戦を危険にさらした責任を取らされ、彼は殺害される。
ロンドンMI6本部に戻ったボンドは、爆撃機の核爆弾を奪ったスペクターからの、1億ポンドを要求する脅迫テープを聞かされる。
イギリスとアメリカ政府は、核爆弾を落とすという脅迫に屈して、要求をのむことを決める。
しかし、
イギリス諜報部は、極秘任務として実行される”サンダーボール”作戦を開始する。
そして、ボンドは、少佐の妹ドミノが滞在している、
バハマナッソーに向かう・・・。
__________

製作者ケビン・マクローリーが、映画化権を取得した関係もあり、本作が第1作になるはずだったが、「ドクター・ノオ」(1962)に変更された。
後に
ケビン・マクローリーが、唯一のリメイク版を、ボンド役から降りていたショーン・コネリーを起用して製作したのが「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)。

新作ごとにヒットを続けた第4作目は、製作費も跳ね上がり(900万ドル)、大型クルーザーの追撃シーンや、水中での集団対決など斬新な映像も楽しむことができ、装備品、秘密兵器も充実して効果的に使われ、興行的にも大成功した。

北米興行収入 $63,600,000
世界 $141,200,000

第38回アカデミー賞では、視覚効果賞を受賞している。

シリーズ3作目の監督となるテレンス・ヤングだが、純粋なスパイ劇からアクション重視になったところが気になるものの、娯楽作品として、見応えある作品に仕上がっている。

テレンス・ヤング監督作品
ドクター・ノオ
」(1962)
ロシアより愛をこめて
」(1963)

圧巻は、トム・ジョーンズの歌うパワフルな主題曲で、公開寸前に作られたとは思えない、見事な曲は、シリーズを代表するものになった。

装備・秘密兵器としては、アストンマーチン・DB5、「ドクター・ノオ」(1962)に比べ格段に小型化されたガイガーカウンター付カメラ、最新鋭の潜水具なども興味深い。

ショーン・コネリーは、そろそろマンネリ気分になってきたのか、細かい仕草や表情にいつもの冴えがないようにも思える。
35歳にしては、貫禄があり過ぎるようにも見える。

また、休暇の保養所で”脊椎を伸ばす装置”を操作され、その苦痛に「助けてくれ!」と叫び、弱音を吐く、珍しいシーンもある。
(演技に見えず、本当に苦しそうだ!)

美しい、ラルゴの情婦にして、兄の復讐に燃えるボンドガールのクローディーヌ・オージェ、アイパッチが凄みがあるスペクターNo.2のアドルフォ・チェリ、こちらも美しい女殺人鬼ルチアナ・パルッツィCIAのフェリックス・ライターのリク・ヴァン・ヌッターらに加え、レギュラー、今回は結構ボンドを立てるMのバーナード・リーバハマに出張するQのデスモンド・リュウェリン、そして、マネーペニーのロイス・マクスウェルらももちろん登場する。

また顔の見えないブロフェルドのアンソニー・ドーソンとその声のエリック・ポールマンも、「ロシアより愛をこめて」(1963)に続いての出演となる。

スペクターの工作員リッピ伯爵ガイ・ドールマン、工作員と爆撃機パオロットのポール・スタッシノ、保養所のマッサージ師モリー・ピーターズなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター