トレーニング デイ Training Day (2001) 4.04/5 (26)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ベテランの悪徳警官に初日から仕込まれる新米刑事が体験する、目まぐるしい悪夢の日”訓練日”(トレーニング デイ)を描く、主演のデンゼル・ワシントンが渾身の演技でオスカーを受賞、イーサン・ホークスコット・グレンエヴァ・メンデストム・ベレンジャー他共演、監督アントワーン・フークアによる犯罪ドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:アントワーン・フークア
製作総指揮
ブルース・バーマン
デイヴィス・グッゲンハイム
製作
ジェフリー・シルバー

ロバート・F・ニューマイヤー
ボビー・ニーマイヤー
脚本:デヴィッド・エアー
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:コンラッド・バフ
音楽:マーク・マンシーナ

出演
アロンゾ・ハリス刑事:デンゼル・ワシントン
ジェイク・ホイト刑事:イーサン・ホーク
ロジャー:スコット・グレン
ダグ・ロッセリ刑事:ハリス・ユーリン
ルー・ジェイコブズ:レイモンド・J・バリー

サラ:エヴァ・メンデス
リサ・ホイト:シャーロット・アヤナ

スタン・ガースキー検事:トム・ベレンジャー
スマイリー:クリフ・カーティス

ジェフ:ピーター・グリーン
ブルー:スヌープ・ドッグ
モレノ:ノエル・グーリーエミー
ギャング:テリー・クルーズ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2001年製作 122分
公開
北米:2001年10月5日
日本:2001年10月20日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $76,261,036
世界 $104,876,233


アカデミー賞 ■

第74回アカデミー賞
・受賞
主演男優(デンゼル・ワシントン)
・ノミネート
助演男優(イーサン・ホーク)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス
市警のジェイク・ホイト刑事(イーサン・ホーク)は、妻リサ(シャーロット・アヤナ)と幼い娘と共に暮らしていた。

ジェイクは麻薬取締課に配属され、ベテランのアロンゾ・ハリス刑事(デンゼル・ワシントン)と組むことになるが、”訓練日”だという初日から、彼のペースに圧倒される。

街で若者が手に入れたマリファナを押収したアロンゾは、そのやり方に驚くジェイクに、それを吸うことを強要する。

拒否したジェイクは、交差点の真ん中で車を急停車して銃を突きつけるアロンゾに仰天する。

ジェイクは仕方なくマリファナを吸い、意識が朦朧とする中、麻薬密売人ロジャー(スコット・グレン)に会わされる。

その後、ジェイクは路地で女性が襲われていることに気づき、アロンゾに車を止めさせて二人の男を叩きのめす。

それを”見物”していたアロンゾは、従兄がギャングだと言う、襲われた少女に帰るよう指示する。

アロンゾは、男達のヤクや金を奪い脅すものの見逃してしまう。

ジェイクは、アロンゾの行動に納得いかないため意見し、二人は口論になる。

しかし、羊を狼から守るためには、自分達も狼にならなければこの街では生き残れないとアロンゾは言い切りジェイクを納得させる。

街角で、車椅子の売人ブルー(スヌープ・ドッグ)を捕まえるよう指示されたジェイクは、彼をある店に追い詰める。

アロンゾはブルーを締め上げて、ボスの名前を吐かせる。

偽の捜査令状で、密売人の家に押し入ったアロンゾは、取引に使われた現金を奪う。

アロンゾは、周辺のギャング達と銃撃戦を繰り広げながら逃走する。

銃の乱射や過剰な捜査について、再び意見するジェイクの言葉を聞き入れないアロンゾは、自分の思い通りに彼をコントロールする。

愛人サラ(エヴァ・メンデス)の家に寄ったアロンゾは、それに付き合ったジェイクと共に、その後、あるレストランに向かう。

アロンゾは、市警の警部ルー・ジェイコブズ(レイモンド・J・バリー)やスタン・ガースキー検事(トム・ベレンジャー)、ダグ・ロッセリ刑事(ハリス・ユーリン)に会う。

ラスベガスロシアン・マフィアと問題を起こしたことで、警戒するよう言われたアロンゾだったが、金でけりをつけることを伝える。

情報屋(ロジャー)が自分達の悪事を知り、それを黙らせているのは自分だとも伝えたアロンゾは、その始末をする許可を得る。

アロンゾは席を立ち、奪ってきた現金をガースキーの車のトランクに入れてその場を去る。

刑事仲間ジェフ(ピーター・グリーン)らを呼び、ガースキーへの現金のお陰で令状も手に入れたアロンゾは、6人でロジャーの家に押し入る。

アロンゾは、上役が現金を欲しがっていることをロジャーに伝えて、床下に隠してあった400万ドルを奪う。

ジェイクは、25万ドルの札束を渡されるもののそれを拒み、仕方なくアロンゾは現金を預かっておくと伝える。

アロンゾは、ジェイクにロジャーを殺すように命ずるが、彼がそれを拒んだために自分でロジャーを射殺する。

事件に見せかけるために、アロンゾは、ロジャーに銃を握らせてジェフを撃つ。

防弾チョッキを着ていたジェフだったが、弾は貫通してしまい、口裏を合わせる段取りをしたアロンゾは、救急車を呼ばせる。

ロジャーを殺したことになるジェイクは、それに抵抗しようとするが、アロンゾに銃を向けられ、殉職する刑事にされそうになる。

銃を奪ったジェイクは、アロンゾに銃口を向けるのだが、汚い仕事をしなければならないのが麻薬捜査官だと言われる。

更にアロンゾは、この件を喋れば、血液検査などで薬物反応が出て破滅だとジェイクを脅し、銃を手放させる。

アロンゾは、納得しないジェイクに、街で一番の麻薬の売人を殺したことを正当化しようと説明する。

他の仲間とは違うことをジェイクに伝えたアロンゾは、彼を自分の後継者だと言って説得する。

その後、アロンゾとある場所に向かったジェイクは、彼が金を払ったギャングのスマイリー(クリフ・カーティス)らに絡まれる。

姿を消したアロンゾにハメられたジェイクは、スマイリーからある話を聞かされる。

ラスベガスロシアン・マフィアの大物を殺してしまったアロンゾは、100万ドルを払う期限が迫っていた。

それを知ったジェイクは、抵抗するものの殺されそうになる。

しかし、ジェイクがレイプされかけた従妹を助けたことを知ったスマイリーは、彼を解放する。

ジェイクは、サラの家にいるアロンゾの元に向かい彼に銃を向ける。

ロシアン・マフィアの件をアロンゾに諦めさせようとするジェイクだったが、二人は銃撃戦になる。

ジェイクはアロンゾと格闘になり、叩きのめされてしまうものの、後を追って食い下がり金を奪い銃を向ける。

通りに集まって来た、アロンゾに利用されていた者達も彼に愛想を尽かし、男達が見張っている間に、ジェイクはその場を去る。

アロンゾは、その場の者達を虫けら呼ばわりして罵倒するが、誰も彼を相手にしない。

その後アロンゾは、ロシアン・マフィアに殺害される。

そして、ジェイクは帰宅して、長い一日が終わる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ロサンゼルス市警
ジェイク・ホイト刑事は麻薬取締課に配属され、ベテラン刑事アロンゾ・ハリスと組むことになる。
アロンゾは、”訓練日”だと言ってジェイクを自分のペースに巻き込む。
ジェイクは、アロンゾに銃を突きつけられながら、押収したマリファナを吸うよう強要され、麻薬密売人ロジャーにも会わされる。
アロンゾは、戸惑うジェイクに自分の流儀を教えて納得させ、ある密売人の取引に使われた現金を奪ってしまう。
意見しようとするジェイクの言葉を無視し、彼を思い通りにコントロールするアロンゾだった。
そしてアロンゾは、市警内の上役が現金を必要としていることを知り、仲間を集めてロジャーの家に押し入り、隠された大金を奪い彼を殺害してしまう。
事件に見せかけようとしたアロンゾは、ジェイクが殺したことにしようとする。
正気の沙汰と思えないジェイクは、銃を向けてアロンゾに抵抗するのだが・・・。
__________

正義感に燃えて、麻薬取締課に配属された新人刑事に、腐りきった警察内部の現実を知らせて誘惑するベテラン刑事、その対立は修復されることなく、徐々にエスカレートしていくという、体験したことのないストーリー展開が実に新鮮だ。

実際に、ストリート・ギャングなどの協力を得た、生々しい捜査現場の雰囲気や映像も手抜きがなく、アントワーン・フークアのリアリズムを追求した演出も注目だ。

北米興行収入は約7600万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。

なんと言っても、悪役に近い役はあったものの、ここまで卑劣で容赦ない役はなかったデンゼル・ワシントンの、真に迫る体を張った迫力ある演技は見ものだ。
第74回アカデミー賞で黒人俳優では「野のユリ」(1963)のシドニー・ポワチエ以来38年振りとなる主演賞を受賞したことで話題になった。

全てを支配してきた男の凋落・・・クライマックスの彼の演技は圧巻だ。

悪党より恐ろしい、ベテラン刑事に圧倒されながらも正義を通す、イーサン・ホークの苦悩や感情表現は見事で、アカデミー助演賞にノミネートされた。

60歳を過ぎて渋みを増し、麻薬密売人を演ずるスコット・グレン、出番は短いが印象に残る街のギャング役のクリフ・カーティス市警の悪事を牛耳る検事トム・ベレンジャー、同じく刑事のハリス・ユーリンレイモンド・J・バリー、主人公の愛人エヴァ・メンデス、ジェイク(E・ホーク)の妻シャーロット・アヤナ、刑事ピーター・グリーン、売人のスヌープ・ドッグ、ギャング役でテリー・クルーズなどが共演している。


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