トランス Trance (2013) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

奪われたゴヤの名画の隠し場所を知る競売人が失われた記憶をたどる姿を描く、製作、監督ダニー・ボイル、主演ジェームズ・マカヴォイロザリオ・ドーソンヴァンサン・カッセル他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ダニー・ボイル
製作
ダニー・ボイル

クリスチャン・コルソン
製作総指揮
フランソワ・イヴェルネル
バーナード・ベリュー
脚本
ジョー・アヒアナ

ジョン・ホッジ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集:ジョン・ハリス
音楽:リック・スミス

出演
サイモン・ニュートン:ジェームズ・マカヴォイ

エリザベス・ラム:ロザリオ・ドーソン
フランク:ヴァンサン・カッセル
ネイト:ダニー・スパーニ
ドミニク:マット・クロス
リズ:ワハブ・シーク
フランシス・ルメートル:マーク・ポルティモア

イギリス/フランス 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2013年製作 101分
公開
イギリス:2013年3月27日
フランス:2013年5月8日
北米:2013年3月27日
日本:2013年4月5日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $2,319,187
世界 $24,261,569


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロンドン
フランシスコ・デ・ゴヤの名画”魔女たちの飛翔”が競売にかけられ高値がつくが、会場は何者かに襲われる。

競売人のサイモン・ニュートン(ジェームズ・マカヴォイ)は、マニュアル通りに絵をその場から持ち出してケースに入れて保管場所に向かう。

そこに、サイモンと共謀して絵を奪う計画だったギャングのリーダー、フランク(ヴァンサン・カッセル)が現れる。

サイモンはスタンガンで抵抗しようとするが、フランクは彼を叩きのめして絵を奪いその場から逃走する。

家にに戻ったフランクは、ケースの中身が額だけだということに気づく。

脳内出血のため緊急手術を受けたサイモンは回復し、自宅に戻るものの部屋は荒らされていた。

フランクに呼び出されたサイモンは拷問され、絵の在りかを聞かれるものの、頭を強打したため記憶を失い、その場所を思い出せない。

担当医に会ったフランクは、記憶喪失の治療法がないことを知り、催眠療法を考える。

フランクは、催眠療法士エリザベス・ラム(ロザリオ・ドーソン)をサイモンに選ばせて彼女の元に向かわせる。

盗聴器をフランクに付けられ治療を受けたサイモンだったが、エリザベスは、そのマイクに気づく。

持っていたキーのことやクローゼットを思い出したサイモンは、それ以上の手掛かりがつかめず苛立つフランクから、必ず絵を見つけるよう指示される。

サイモンのことを調べたエリザベスは、彼が奪われたゴヤの「魔女たちの飛翔」盗難事件に関係していることを知る。

次の治療で、盗聴に気づいていることをサイモンに伝えたエリザベスは、彼を助けるためにフランクに会う。

エリザベスは、金ではなくパートナーとして同等の立場をフランクに要求して受け入れられる。

フランクや、仲間のネイト(ダニー・スパーニ)ら三人を含めたサイモンの治療をエリザベスは続ける。

そしてサイモンは、絵を額から切り取りスーツの下に隠したことまでを思い出す。

サイモンの脳内をスキャンしても手掛かりは得られず、療法を受けて自分達の弱味も見せたフランクは焦り、エリザベスに迫り二人は愛し合う。

エリザベスは、肥満やパニック障害に悩む患者の治療に飽きていたため、協力することをフランクに語る。

それを知ったネイトから二人のことを聞いたサイモンは、利用されたと言ってエリザベスを責める。

エリザベスは、自分を求めるサイモンを受け入れるのだが、彼女の部屋に盗聴器を隠してあったフランクはそれを知る。

フランクの家に向かったサイモンは、殺されることを察してエリザベスに電話する。

エリザベスは、フランクが隠してあった拳銃のある場所をサイモンに知らせる。

サイモンは絵を隠した場所を思い出したことをエリザベスに伝え、彼女は盗聴器に気づく。

エリザベスは会話を聞かれないようにしながら、サイモンから、絵が”マーブル・アーチ”の地下駐車場にあることを知らされる。

サイモンはネイトらを射殺して、エリザベスに利用されているというフランクも殺すのだが、それは夢だった。

拳銃を確認したサイモンだったが、現れたフランクに襲われ、エリザベスの考えを知らされる。

自分達が愛し合っていいることを伝えたサイモンだったが、フランクは、銃が空であり、エリザベスが絵を奪おうとしていることを知らせる。

エリザベスを捕えたネイトは、フランクに絵を手に入れるよう指示し、彼女はサイモンにキスする。

エリザベスから渡された弾丸を、フランクから奪った拳銃に込めたサイモンはネイトらを殺す。

サイモンは、自分のことを最初から知っていたエリザベスを連れてその場を離れ、フランクを殺そうとするものの彼女に制止される。

駐車場に向かったサイモンは、殴られて意識が朦朧とする中、轢かれそうになって助けられた女性の車をフランクに運転させる。

サイモンは、自分の記憶の内容をエリザベスから聞き出そうとする。

エリザベスは、ギャンブルを止めようとしていたサイモンが、自分の治療を受けに来た1年半前のことを語り始める。

治療を続けた二人は愛し合う関係になり、サイモンはそれが深まるにつれてエリザベスを憎むようになり、嫉妬のあまり彼女を傷つけてしまう。

エリザベスは別れることを決意するが、サイモンは執拗に彼女に迫る。

苦悩するエリザベスは危険を感じ、サイモンに自分を忘れさせる治療を施した。

やがて、現れなくなったサイモンだったが、事件で記憶が戻り、轢かれそうになった女性をエリザベスと思い込んで殺し、絵を隠して車を駐車場に預けたのだった。

廃墟で車を止めさせたサイモンは、エリザベスにトランクの中の絵を確認させる。

エリザベスは、腐敗した女性の死体と共にあった絵を見つけてサイモンに渡す。

サイモンは、ガソリンをばらまいて拳銃を発砲して火を放ち、車に閉じ込められたフランクは逃げようとする。

エリザベスは、その場にあった車を運転してサイモンを轢き殺し、フランクの乗っている炎上する車を川に突き落とし彼は助かる。

その後、フランクは届けられた小包を受け取り、入っていた”iPad”の映像を確認する。

魔女たちの飛翔”を前に語りかけるエリザベスは、苦しめた自分のために、それをサイモンに手に入れるよう催眠術で指示したことをフランクに知らせる。

フランクが自分を見つける可能性も語るエリザベスは、その気がない場合は、画面上の”トランス/催眠状態”のアイコンに触れるよう指示する。

今回の件を覚えていたいか忘れたいか・・・決めるのは自分だと言われたフランクは、笑みを浮かべながらアイコンに触れるかをためらう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ロンドン
ゴヤの名画”魔女たちの飛翔”が競売にかけられて高値が付くが、会場は何者かに襲われる。
競売人のサイモン・ニュートンは、絵を保管しようとするもののギャングのフランクに襲われる。
実は絵の強奪に加担していたサイモンだったが、彼は抵抗してフランクに殴られてしまう。
絵を奪ったフランクは額しかないことに気づき、手術を受けて回復したサイモンを拷問して絵の在処を聞き出そうとする。
ところが、サイモンは記憶を失っていたために絵を隠した場所が思い出せずに、催眠療法士エリザベスの治療を受けることになる。
エリザベスは、サイモンの記憶を呼び戻そうとするのだが、彼がフランクらに脅されていることを知る。
サイモンに協力しようとしたエリザベスだったが、実は今回の事件そして彼の記憶には、ある秘密が隠されていた・・・。
__________

序盤から繰り広げられるスピーディーでスタイリッシュであるダニー・ボイルらしい映像感覚と、個性派スター競演の興味深い内容が注目の作品。

何かが仕組まれていることは明らかなのだが、それが複雑に展開して観る者を混乱させながら物語は進む。

悪党も納得させる裏の裏をかいた用意周到な名画の強奪計画は、様々なヒントが随所にちりばめられているため目が離せない。

北米では拡大公開されなかったために、興行的には振るわなかったが、視覚的インパクトやリック・スミスの音楽を合わせたダニー・ボイルの演出は楽しめるため、ヨーロッパでは話題になった作品。

記憶をたどりながら周囲に翻弄される、名画強奪に加担する競売人を熱演するジェームズ・マカヴォイ、正当な理由の下、結局は彼を操っていた催眠療法士を魅力的に演ずる、ダニー・ボイルとは交際中というロザリオ・ドーソン、強欲な悪党のように登場しながら、彼らしい味のある演技を見せるヴァンサン・カッセル、その仲間ダニー・スパーニなどが共演している。


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