トゥルー・クライム True Crime (1999) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

長年の勘を信じて殺人事件の真相を解明しようとするベテラン記者の執念を描く、製作、監督、主演クリント・イーストウッドイザイア・ワシントンリサ・ゲイ・ハミルトンジェームズ・ウッズ他共演の社会派サスペンス・ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

クリント・イーストウッド / Clint Eastwood 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:トム・ルーカー
製作
クリント・イーストウッド

リチャード・D・ザナック
リリ・フィニー・ザナック
原作:アンドリュー・クラヴァン
脚本
ラリー・グロス

ポール・ブリックマン
スティーヴン・シフ
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
音楽:レニー・ニーハウス

出演
スティーブ・エヴェレット:クリント・イーストウッド

フランク・ルイス・ビーチャム:イザイア・ワシントン
ボニー・ビーチャム:リサ・ゲイ・ハミルトン
アラン・マン:ジェームズ・ウッズ
ボブ・フィンドレイ:デニス・リアリー
ルーサー・プランキット:バーナード・ヒル
バーバラ・エヴェレット:ダイアン・ヴェノーラ
シラーマン牧師:マイケル・マッキーン
ヘンリー・ローウェンスティン:アンソニー・ザーブ
デイル・ポーターハウス:マイケル・ジェッター
セシリア・ナッスバウム:フランシス・フィッシャー
ジェーン・マーチ:シドニー・ターミア・ポワチエ
エイミー・ウィルソン:マリッサ・リビシ
ミシェル・ジーグラー:メアリー・マコーマック
ケイト・エヴェレット:フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッド
ゲイル・ビーチャム:ペニー・ベア・ブリッジス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1999年製作 127分
公開
北米:1999年3月19日
日本:1999年12月25日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $ 16,649,768


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

カリフォルニア州、”サン・クエンティン州立刑務所”。
死刑囚フランク・ルイス・ビーチャム(イザイア・ワシントン)の、刑執行が近づく。

地元新聞社”オークランド・トリビューン”のベテラン記者であるスティーブ・エヴェレット(クリント・イーストウッド)は、バーで、若手記者ミシェル・ジーグラー(メアリー・マコーマック)の愚痴を聞いていた。

ミシェルは、編集長のアラン・マン(ジェームズ・ウッズ)に、ビーチャムの記事を没にされて苛立っていた。

エヴェレットに口説かれたミッシェルは、それを断り帰宅しようとするが、その途中、自動車事故を起して死亡する。

ミシェルが、ビーチャムと面会をする予定だったため、マンはエヴェレットに代わりに取材させようとするが、デスクのボブ・フィンドレイ(デニス・リアリー)は、それに難色を示す。

しかし、市長とやり合い、ニューヨークを離れたエヴェレットをわざわざ引き抜いたマンは、フィンドレイに、彼を担当にするよう指示を出す。

ビーチャムの処刑当日、刑務所長のルーサー・プランキット(バーナード・ヒル)は、最後の夕食や葬儀のことなど、最終的な打ち合わせを行う。

プランキットに、鎮静剤の服用を勧められたビーチャムは、妻のボニー(リサ・ゲイ・ハミルトン)ら家族と、はっきりした意識の中で話したいことを理由に、それを拒む。

フィンドレイに呼び出されたエヴェレットは、ミシェルが事故死したことを知らされてショックを受ける。

エヴェレットは、ミシェルの代わりにビーチャムに面会に行くようにと、フィンドレイに言い渡される。

ビーチャムの経歴や事件のことを調べるエヴェレットだったが、フィンドレイは、死刑囚の最後の日を単純に記事にすることを望んだ。

しかし、エヴェレットは事件の真相が気になり、同僚記者のジェーン・マーチ(シドニー・ターミア・ポワチエ)から、資料を密かに受け取り、ビーチャムや事件について検証する。

その頃、ビーチャムは、シラーマン牧師(マイケル・マッキーン)の面会を拒み彼を追い払う。

妻のバーバラ(ダイアン・ヴェノーラ)からの連絡で、娘ケイト(フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッド)を動物園に連れて行くことになったエヴェレットは、犯行現場の店が気になり立ち寄ってしまう。

ケイトを迎えに行ったものの、エヴェレットは事件が気になり、動物園で、証言をした公認会計士のデイル・ポーターハウス(マイケル・ジェッター)に連絡を取る。

ポーターハウスと会うことになったなったエヴェレットだったが、ケイトをベビーカーに乗せて動物園を駆け巡り、誤って彼女に怪我をさせてしまう。

ケイトを家に連れ帰ったエヴェレットは、妻バーバラに愛想を尽かされてしまう。

その頃、ビーチャムは、妻ボニーと娘ゲイル(ペニー・ベア・ブリッジス)に面会するが、最後の望みもなくなったという、弁護士からの連絡を受ける。

しかし、刑務所長プランキットや看守、職員らは刑執行間近のビーチャムに好意的だった。

エヴェレットはポーターハウスに会い、事件直後に店に立ち寄った彼の話を聞くのだが、ビーチャムが犯人だということに疑問を感じる。

マンにフィンドレイの妻に手を出したことなど、女癖の悪いことを責められていたエヴェレットは、ビーチャムが無実だという考えを彼に伝える。

散々嫌味を言われながらも、マンに記事を書くことを許されたエヴェレットは、フィンドレイから、夫の注意を引くために、彼の妻に利用されたことを知らされ愕然とする。

その頃、ビーチャムはエヴェレットとの面会も近づき、娘のゲイルに別れを告げる。

そしてビーチャムは、妻ボニーと共にエヴェレットの面会を受ける。

エヴェレットは、ビーチャムとの余談を止め、事件の真相のみを尋ね、彼は事件のことを話し始める。

ビーチャムはその日、店のレジ係をしていた知人で被害者のエイミー・ウィルソン(マリッサ・リビシ)から、貸してある金の支払い先延ばしを頼まれ、それを了承しトイレに行く。

トイレで銃声を聞いたビーチャムが店に戻ると、エイミーは銃撃された後で、そこにポーターハウスが現れ、前科があるビーチャムは逃亡したのだった。

他に何かを見ていないかを、ビーチャムに思い出させようとするエヴェレットだったが、看守に面会を打ち切られてしまう。

刑務所長プランキッは、処刑当日の死刑囚に希望を与えるような、エヴェレットの行為に不快感を示す。

しかしエヴェレットは、所長もビーチャムの犯行を確信していないことを察する。

検事のセシリア・ナッスバウム(フランシス・フィッシャー)に、ビーチャムが犯人でないことを訴えたエヴェレットだったが、検事は確証があることを告げて、彼の意見に聞く耳を持たない。

エヴェレットは、独り善がりだと言って呆れるフィンドレイと、面会で問題を起したことをマンに責められる。

現場にいた若者が犯人だと確信するエヴェレットだったが、6年前の事件ということで、検事や警察からの情報を得られないことを、この件から自分を外そうとするマンに告げる。

焦るエヴェレットは、亡くなったミシェルが手掛かりを握っていた可能性があるため、彼女の家に向かう。

そしてエヴェレットは、店でコーラを買っただけだという若者の名前と住所突き止める。

処刑の時間が迫り、ビーチャムは涙ながらに別れを惜しむ妻ボニーと引き離される。

若者の家を訪ねたエヴェレットは、彼が3年前に亡くなったことを知り、事態は絶望的になる。

さらに、ビーチャムが処刑を前に、初めてシラーマン牧師に罪を認めたことをラジオで聞く。

妻子の元に向かい、謝罪したエヴェレットだったが、彼はバーバラに別れ話を切り出されその場を去っていく。

動揺するビーチャムの言葉を、曖昧な判断でマスコミに流したシラーマン牧師の発言を、刑務所長プランキットは激しく非難する。

バーで自棄酒を飲んでいたエヴェレットは、事件の被害者エイミーが犯人に奪われたペンダントを、現場にいた若者の祖母がしていたことに気付く。

泥酔に近い状態でバーを出たエヴェレットは、若者の家に向かう。

処刑まで30分を切り、ビーチャムは処刑室へと移される。

若者の祖母を連れたエヴェレットは、パトカーに追われながらヘンリー・ローウェンスティン判事(アンソニー・ザーブ)の家に急行する。

予定時刻となり、所長プランキットの指示で薬物投与によるビーチャムの死刑が執行される。

しかし、そこに判事からの電話が入り、ビーチャムの刑は中止される。

今回のことで有名になったエヴェレットだったが、バーバラとは離婚して職も失ってしまう。

クリスマスを前に、ケイトにプレゼントを買ったエヴェレットは、町でビーチャムと家族に出くわし軽く挨拶する。


解説 評価 感想 ■

1995年に発表された、アンドリュー・クラヴァンの同名小説の映画化。

*(簡略ストー リー)

ベテラン新聞記者スティーブ・エヴェレットは、同僚の若手記者の死で、急遽死刑囚ビーチャムの取材をすることになる。
ビーチャムの犯行に疑問を持ち、長年の勘を信じた得ヴェレットは、彼の無実を確信して検証を始める。
しかし、死刑執行までの、残された時間はわずかだった。
捜し当てた、真犯人らしき若者も死亡したことを知り、エヴェレットの期待はは絶望的となる・・・。
__________

70歳を目前にして、精力的に活動を続けるクリント・イーストウッドが、製作、監督、主演を兼ねた意欲作であり、 ひ孫のような実の娘フランチェスカ・フィッシャーや、
既に関係を解消していた彼女の母親であるフランシス・フィッシャー、さらに妻ダイナ・イーストウッドなども起用している。

酒に溺れて女癖の悪いダメな男ながら、その執念で正義感を貫く人物を、イーストウッドは熱演し、娘とのやり取りなどは演技とは思えない、実際の家族そのままの雰囲気が漂う描写が興味深い。

魅力的なキャスティング、クライマックスに向けた緊張感、イーストウッドらしい、皮肉やジョークなども楽しめる作品とはなっているが、5500万ドルかけた製作費を回収することが出来ず、商業的には失敗に終わってしまった作品でもある。

絶望の中で、死を受けとめるしか方法がない死刑囚イザイア・ワシントン、妻リサ・ゲイ・ハミルトン、主人公を厳しい目で見ながらもサポートを続ける編集長のジェームズ・ウッズ、主人公に妻を寝取られ彼を嫌うデスク、デニス・リアリー、死刑囚に同情的な刑務所長バーナード・ヒル、主人公の妻ダイアン・ヴェノーラ、思慮深さの足りない牧師マイケル・マッキーン、判事アンソニー・ザーブ、犯行の目撃者マイケル・ジェッター、検事フランシス・フィッシャーシドニー・ポワチエの娘で、記者仲間シドニー・ターミア・ポワチエ、被害者マリッサ・リビシ、死亡する同僚記者メアリー・マコーマック、そして主人公の娘フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッド、死刑囚の娘ペニー・ベア・ブリッジス等が共演している。


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