いつも2人で Two For the Road (1967) 3.5/5 (2)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

旅の途中で出会った男女が恋に落ちて旅を続けながら結婚し、やがて冷め切った関係になりながらの愛の行方を描く、製作、監督スタンリー・ドーネン、主演オードリー・ヘプバーンアルバート・フィニーエレノア・ブロン他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ

オードリー・ヘプバーン / Audrey Hepburn 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:スタンリー・ドーネン
製作:スタンリー・ドーネン
脚本:フレドリック・ラファエル
撮影:クリストファー・チャリス

編集
リチャード・マーデン

マデリーン・ギャグ
音楽:ヘンリー・マンシーニ

出演
ジョアンナ・ウォレス:オードリー・ヘプバーン
マーク・ウォレス:アルバート・フィニー
キャッシー・マックスウェル/マンチェスター:エレノア・ブロン
ハワード・マンチェスター:ウィリアム・ダニエルズ
モーリス・ダルバー:クロード・ドーファン
フランソワーズ・ダルバー:ナディア・グレイ
デヴィッド:ジョージ・デスカース
ジャッキー:ジャクリーン・ビセット
ルーシー・マンチェスター:ガブリエラ・ミドルトン
パット:ジュディ・コーンウェル

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1967年製作 111分
公開
北米:1,967年4月27日
日本:1,967年7月1日
製作費 $4,000,000
世界 $12,000,000


アカデミー賞 ■

第40回アカデミー賞
・ノミネート
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

イギリス人の建築家マーク・ウォレス(アルバート・フィニー)は、妻ジョアンナ(オードリー・ヘプバーン)を伴い、二人の関係が冷え切っている中、フランス旅行に出発する。
__________

マークは学生時代、フランス旅行中にジョアンナと知り合い、二人は恋に落ちる。

旅行中に二人は、音楽祭に向かう女性コーラスグループの車に便乗させてもらう。

途中メンバーが水ぼうそうにかかってしまい、グループのリーダー、ジャッキー(ジャクリーン・ビセット)の魅力に心を奪われそうになったマークだったが、結局は彼女も発病してしまう。

仕方なく徒歩で旅行を続けるマークとジョアンナは、各地の建築物を見て回るため、ヒッチハイクで旅を続ける。

一旦別れた二人だったが、直ぐに再会し、そしてある町の安宿で結ばれる。

結婚したマークとジョアンナだったが、二人の愛は長続きせずにギクシャクした生活を送る。

二人は、マークの元恋人キャシー・マンチェスター(エレノア・ブロン)と夫のハワード(ウィリアム・ダニエルズ)、そして娘のルーシー(ガブリエラ・ミドルトン)と共に旅行に出かける。

しかし、ルーシーはジョアンナを嫌い、我がままを言って一行を困らせる。

やがてマークとハワードは仲違いし、別行動をとることになる。

旅を続けながら結婚した二人に、子供が生まれることが分かり喜ぶのだが、手に入れた車が出火してしまい、散々な目に遭ってしまう。

マークとジョアンナは、運良く建築家を捜していたモーリス・ダルバー(クロード・ドーファン)とフランソワーズ(ナディア・グレイ)に出会う。

子供が生まれた二人だったが、マークは出張先で浮気を繰り返し、家族で旅行に行っても諍いが絶えなくなる。

モーリスに気に入られたマークは、彼の屋敷に滞在するものの、ジョアンナが居候生活を遠慮し始める

そんな時ジョアンナは、フランソワーズの弟デヴィッド(ジョージ・デスカース)を紹介されて、一夜を共にしてしまう。

ジョアンナを責めるマークだったが、デヴィッドは悪びれずに、放ったらかしの妻と楽しんでいるだけだと告げる。

デヴィッドはジョアンナに、マークとの離婚を考えるべきだと助言するが、結局、彼女は夫の元に戻る。
__________

車持参でフランスに到着したマークとジョアンナは、口論が絶えなかった。

デヴィッドとの一件の時に、別れればよかったとマークは後悔しながら、彼が設計した家を訪れる。

そこではパーティーが開かれていたが、ジョアンナは、居合わせたデヴィッドに気づき二人で話し込む。

マークはそれが気になり、腹いせに若い女性に声をかけるが、その女性はデヴィッドの婚約者だった。

デヴィッドは来客から、マークとジョアンナのような、理想的なカップルになるようにと祝福される。

そしてマークとジョアンナは、紆余曲折あった、二人の人生を振り返りながら、新しい愛を確かめ合い旅を続ける。


解説 評価 感想 ■

1960年に発表された、フレドリック・ラファエルの小説”The Limits of Love”を自らが脚色した作品。

*(簡略ストー リー)

倦怠期を迎えたイギリス人建築家マーク・ウォレスと妻ジョアンナは、2人の出会いの地フランス旅行に出発する・・・。
学生時代にマークは、フランスを旅行中にジョアンナと知り合い恋に落ちる。
コーラスグループの車に便乗したりしながら、マークとジョアンナは、各地の建築物を見て回るために、ヒッチハイクで旅を続ける。
その後、結婚した2人だったが、愛は長続きせず、マークは浮気を繰り返す。
そして、ジョアンナも知り合った男性と一夜を共にしてしまうのだが・・・。
__________

出会い、幸せな時代、仲違いする2人、そして無関心な現代、時間が前後する複雑な構成は、主人公の容姿でなく、その時代の愛車で区別させるという、凝った手法などが興味深い。

第40回アカデミー賞では、原作者フレドリック・ラファエルが脚本賞にノミネートされた。

パリの恋人」(1957)、「シャレード」(1963)でもオードリー・ヘプバーンを起用したスタンリー・ドーネンの、複雑に絡む時代の変遷を、わかり易く描写した見事な演出、ヘンリー・マンシーニの優雅な音楽なども印象に残る。

翌年、メル・ファーラーと離婚することになるヘプバーンは、撮影中に離婚協議の最中で、ドラマの内容と重なり大いに話題にもなった。

良くも悪くも、ヘプバーンがお姫様っぽい雰囲気を感じさせるのは本作あたりまでで、40歳に近づき、出演作もこの後に激減する。

彼女より7歳も若いアルバート・フィニーは、その割りには貫禄ある演技を見せ、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(1963)で、既にアカデミー主演賞にノミネートされ、若手の期待の星だった頃で、現在でもその実力を発揮している息の長い名優だ。

端役ながら、ジャクリーン・ビセットの若さと美しさが際立っている。

マーク(A・フィニー)の元恋人エレノア・ブロン、その夫のウィリアム・ダニエルズ、娘ガブリエラ・ミドルトン、建築家を捜していた夫妻クロード・ドーファンナディア・グレイ、彼女の弟ジョージ・デスカースなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター