ダニー・ザ・ドッグ Unleashed (2005) 3.12/5 (17)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

高利貸しの取り立てのため殺人マシンとして育てられた青年が、盲目のピアニストとの出会いをきっかけにして運命を変えていく姿を描く、製作、脚本リュック・ベッソン、監督ルイ・レテリエ、製作、主演ジェット・リーモーガン・フリーマンボブ・ホスキンス他共演の」クライム・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ルイ・レテリエ
製作
リュック・ベッソン

ジェット・リー
スティーヴ・チャスマン
製作総指揮:ベルナルド・グレネ
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ピエール・モレル
編集:ニコラ・トレンバジウィック
音楽:マッシヴ・アタック

出演
ダニー・ザ・ドッグ:ジェット・リー

サム:モーガン・フリーマン
バート:ボブ・ホスキンス
ヴィクトリア・ミルズ:ケリー・コンドン
ワイエス:マイケル・ジェン
ジョージー:テイマー・ハッサン
レフティ:ディラン・ブラウン
ラッフルズ:ヴィンセント・リーガン
マディ:キャロル・アン・ウィルソン

アメリカ/フランス/イギリス 映画
配給
Rogue Pictures

Alliance Films
2005年製作 102分
公開
北米:2005年5月13日
フランス:2005年2月2日
イギリス:2005年8月19日
日本:2005年6月25日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $24,520,892
世界 $50,871,113


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

スコットランドグラスゴー
高利貸しのバート(ボブ・ホスキンス)に、番犬のように首輪をはめられ、それを外した瞬間、相手を容赦なく叩きのめす殺人マシンとして育てられたダニー・ザ・ドッグ(ジェット・リー)は、戦うことだけを考える野獣のような男だった。

首輪を外さなければ戦わないダニーは、ある日、宝石店でバートが店主ラッフルズ(ヴィンセント・リーガン)らに痛めつけられる姿を見ていた。

バートは反撃してダニーの首輪を外し、彼は相手を痛めつけてアジトに戻る。

ダニーを役立たず呼ばわりしたバートは、次の取り立てのために骨董品倉庫に向かう。

バートは、ランプが光ったら来るようにとダニーに指示して、手下のジョージー(テイマー・ハッサン)とレフティ(ディラン・ブラウン)と共に取り立てに向かう。

ダニーは、ランプを見つめながら、その場にあったピアノの鍵盤に触れる。

そこに、盲目のピアニスト、サム(モーガン・フリーマン)が現れる。

サムは、ダニーが何の目的でその場にいるのか不明なまま、ピアノの調律の手伝いをしてもらう。

ダニーは、ピアノに興味を持ち、優しく語りかけるサムに親しみを感じる。

その時、ランプが点滅していることに気づいたダニーは、バートらが痛めつけられた現場に向かい彼に再び責められる。

その後、宝石店に取り立てに行った際にその場にいた男ワイエス(マイケル・ジェン)がバートを訪ねてくる。

大金を手に入れられると言われたバートは、闇で行われている格闘で、ダニーを戦わせるよう誘われる。

それを受けたバートはダニーを戦わせて、彼は相手を一撃で倒す。

その帰り道、バートらの車はトラックに衝突されてラッフルズらに銃撃される。

ダニーはその場を逃れ、傷を負いながら倉庫に向かい、サムが気づくもののダニーは意識を失ってしまう。

サムの家で目覚めたダニーは、ごく普通の生活環境に驚く。

怯えるダニーはサムに食事を与えられ、帰宅したサムの義理の娘ヴィクトリア・ミルズ(ケリー・コンドン)にキーボードを渡される。

ダニーは恐る恐るテーブルに着き、気さくなサムとヴィクトリアと共に食事をして、自分の名前を二人に伝える。

サムと外出したダニーは、ヴィクトリアを学校に送り、買い物をして帰宅する。

ダニーは、サムの親友だったヴィクトリアの父親が亡くなったために、母親と結婚するものの、交通事故で彼女も死亡して彼は視力を失ったことを知る。

サムは、ダニーにも家族がいるはずだと言って、必ず思い出すと彼を励ます。

ヴィクトリアを迎えに行ったダニーは、彼女に誘われて初めてアイスクリームを食べる。

帰宅したダニーに、直ぐに戻るよう指示したはずだと注意したサムだったが、首輪を外そうとしない、心を閉ざしている彼の力になりたいことでヴィクトリアと意見が一致する。

ある日、スーパーで男達が激しく争い合うのだが、全く気にする様子のないダニーに、サムはその件について尋ねる。

ダニーは、自分には関係ないことだと答え、”おじさん”に”ピアノがほしい”と言った際に怪我をして、彼が死んだことをサムに伝える。

その後ダニーは。ピアノの他、様々なことに興味を持ち、ヴィクトリアとの親交を深める。

ヴィクトリアは、過去を忘れる時が来たと言って、ダニーの首輪を外し、生まれ変わったことを彼に伝える。

数日後サムは、自分とヴィクトリアの故郷がニューヨークで、彼女の学校のためにこの地に数年いるだけだとダニーに伝える。

サムは、ダニーを家族の一員と思っているため、一緒に渡米してほしいと伝える。

ダニーは感激してそれを喜び、サムと固く抱き合う。

ピアノの調律を手伝ったダニーはサムから報酬を受け取り、買い物をして帰ろうとする。

ダニーはレフティに出くわして、バートが生きていることを知らされる。

バートが自分を捜していることを知ったダニーは、サムとヴィクトリアに迷惑をかけたくないためにアジトに戻る。

ダニーは母親のことを尋ねるが、バートは捨てられていた子供を助けたと言って、過去を探るのは止めろと忠告する。

首輪をはめられたダニーは、再び格闘の場に連れて行かれるが、戦いたくないことをバートに伝える。

無理矢理に戦わされたダニーは、武器を持った数人を相手にするが、殺せというバートの指示に従わず、地下室に閉じ込められる。

バートが隠してあった写真を見たダニーは、自分が幼い頃、母親と共にピアノを弾いていたことを知る。

ダニーに責められたバートは素直に謝罪して、母親が売春婦であったことなどを話す。

その後ダニーは、乗っていた車を横転させて事故を起こし、バートとレフティが気を失っている隙に首輪を外してその場を去る。

サムの家に戻ったダニーは母親の写真を見せ、ヴィクトリアはその様子から、母親が売春婦には思えず、彼女を捜す手がかりを見つける。

ダニーはサムの協力で、有名なピアニストだった母親が突然、姿を消した事実を知り心を痛める。

ヴィクトリアは、写真を参考にして母親が弾いていた曲がモーツァルトの”ピアノ・ソナタ第11番”であることを知り、ダニーに弾いて聴かせる。

それを聴いたダニーは、母親が殺されて自分が誘拐されたことを思い出す。

その頃バートは、サムらが通うスーパーマーケットの店員マディ(キャロル・アン・ウィルソン)を脅し、ダニーの居場所を突き止める。

ヴィクトリアは、ダニーの過去を知りその場から逃げようとするが、バートらが現れる。

ダニーは、サムとヴィクトリアに身を隠すよう指示し、バートに雇われた者達を次々と倒す。

バートはダニーを追いつめて、銃を捨てて首輪をはめようとする。

しかし、ダニーはここが自分の家だと言ってバートに襲い掛かり殺そうとする。

隠れていたサムとヴィクトリアは、同じ殺し屋になるなと言ってダニーを制止する。

バートに、母親がされた仕打ちを知らされたダニーは激怒する。

しかし、サムが植木鉢でバートを殴り気絶させて黙らせる。

ニューヨークカーネギー・ホール
サムは、自分が演奏することが夢だったその場で、ダニーと共にヴィクトリアがステージに立つ姿を見守る。

ヴィクトリアはダニーのために、彼の母親が弾いていた曲モーツァルトの”ピアノ・ソナタ第11番”を演奏する。

ダニーは、笑顔でヴィクトリアを見つめ、母を想いながら涙する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

スコットランドグラスゴー
高利貸しのバートに、番犬のように育てられた青年ダニー・ザ・ドッグは、無敵の殺人マシンだった。
ある日ダニーは、骨董品の倉庫に取り立てに行った際、盲目のピアニスト、サムに出会い親しみを感じる。
その後、闇の格闘でバートはダニーを戦わせて大金を稼ぐ、恨みを持つ者達に襲われる。
傷を負いサムの元に向かったダニーは、彼や義理の娘ヴィクトリアに介抱され家族として迎えられる。
心を閉ざし首輪を外そうとしないダニーは、サムとヴィクトリアとの生活で人間らしさを取り戻し、過去を思い出すきっかけをつかむのだが・・・。
__________

「トランスポーター」シリーズのリュック・ベッソンルイ・レテリエが組んだ犯罪”武道”アクションとして注目された作品。

舞台はスコットランドグラスゴー、主人公は中国人、強欲な高利貸しと悪党、そして心の目で人を見るアメリカ人の盲目の老人と心優しい娘、様々な世界や人種が絡む異色作でもある。

激しい肉体アクションが中心の作品かと思いきや、人間ドラマと人情劇が中盤で展開し、主人公の辛い過去が分かるものの、救われた表情で終わるラストは涙を誘う。

静と動、メリハリの効いたルイ・レテリエの演出とリュック・ベッソンの脚本は観る者を引きつけて、最後まで目が離せない。

それにしても、製作にも参加しているジェット・リーの凄まじいアクション、170cm以下の小柄な彼は大柄な役者と同じ画面でも全く見劣りしない迫力ある演技は素晴らしい。
顔は日本人と変わらないのだが、同じ東洋人とは思えないオーラを感じる。

彼の出演で作品の格は数段上がる、いつもながら深い演技を見せる盲目のピアニスト役のモーガン・フリーマン、その義理の娘を好演する、両親を失ったにも拘らず、辛い意過去を持つ主人公を励まし続けるケリー・コンドン、時に主人公よりも激しい演技を見せる極悪非道の高利貸しを怪演するボブ・ホスキンス、その手下テイマー・ハッサン、ディラン・ブラウン、闇の格闘イベントを仕切る男マイケル・ジェン、宝石店の経営者役ヴィンセント・リーガン、主人公らが通うスーパーの店員役キャロル・アン・ウィルソンなどが共演している。


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