ウォーク・ハード Walk Hard:The Dewey Cox Story (2007) 3.11/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

音楽への思いを胸に家出してまでミュージシャンとなり成功した主人公が、クスリや女に溺れ落伍者となるものの再び復活するまでを描く、製作、監督、脚本ジェイク・カスダン、主演ジョン・C・ライリージェナ・フィッシャーティム・メドウズクリステン・ウィグハロルド・ライミス他共演のヒューマン・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ジェイク・カスダン
製作
ジャド・アパトー

ジェイク・カスダン
クレイトン・タウンゼント
脚本
ジャド・アパトー

ジェイク・カスダン
撮影:ユタ・ブリースウィッツ
編集
タラ・ティムポーン
スティーヴ・ウェルチ
音楽:マイケル・アンドリュース

出演
デューイ・コックス:ジョン・C・ライリー

ダーリーン・マジソン・コックス:ジェナ・フィッシャー
サム・マクファーソン:ティム・メドウズ
コックス:レイモンド・J・バリー
コックス夫人:マーゴ・マーティンデイル
イーデス:クリステン・ウィグ
ルハイム:ハロルド・ライミス
ドレイデル・ルハイム:サイモン・ヘルバーグ
テオ:クリス・パーネル
デイヴ:マット・ベッサー
シュウォルツバーグ:デヴィッド・クラムホルツ
DJ:ポール・フェイグ
バディ・ホリーフランキー・ムニッズ
エルヴィス・プレスリージャック・ホワイト
ジョン・レノンポール・ラッド
ポール・マッカートニージャック・ブラック
ジョージ・ハリスンジャスティン・ロング
リンゴ・スタージェイソン・シュワルツマン
マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーゲリー・ベドノブ
本人:ジャクソン・ブラウン
本人:ジュエル
本人:ライル・ラヴェット
本人:ザ・テンプテーションズ
本人:エディ・ヴェダー
本人:パトリック・ダフィー
本人:モーガン・フェアチャイルド
本人:シェリル・ラッド
本人:シェリル・ティーグス

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

2007年製作 97分
公開
北米:2007年12月21日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $18,317,151
世界 $20,575,243


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1946年、アラバマ州、スプリングベリー。
何でもできる兄を、遊んでいる時に、なたで殺してしまったデューイ・コックスは音楽に才能を見出す。

1953年、スプリングベリー高校。
校内のタレント・ショーに出場した14歳のデューイ(ジョン・C・ライリー)のロックは、生徒達に大受けだったのだが、大人達には猛反発を受ける。

デューイは、彼を擁護する母(マーゴ・マーティンデイル)を制止し、怒り心頭の父(レイモンド・J・バリー)に家を追い出されてしまう。

そして、デューイは自らの才能を信じ、恋人イーデス(クリステン・ウィグ)と旅立つ決心をする。

ミュージック・ホールの下働きをしながら、デューイは地道な練習を続けるが、子供も生まれたイーデスのストレスは溜まる一方だった。

成功のための、”険しい道”を覚悟していたデューイは、ある日、バンド・メンバーの代役を務めて、それが認められる。

そして、デューイの思いを込めた”ウォーク・ハード”は、レコーディングされて大ヒット曲となる。

デューイの人生は一変し、リッチな生活に浸っていたが、さらに夢を追い続ける彼は、家族との生活を犠牲にしてしまう。

エルヴィス・プレスリー(ジャック・ホワイト)やバディ・ホリー(フランキー・ムニッズ)と同じステージに立ち、デューイは順調にスターの座に駆け上がっていく。

その後デューイは、バンドのサム・マクファーソン(ティム・メドウズ)からマリファナをもらい、次第に生活が乱れてくる。

ある日、デューイの前に父が現れ、母の急死を告げられ、それが彼の音楽のせいだと罵倒されてしまう。

ショックを受けたデューイは、サムからコカインを勧められ、それ以来、彼の音楽は激しさを増していく。

そんな時、歌手志望のダーリーン・マジソン(ジェナ・フィッシャー)がデューイの前に現れる。

やがて、デュエットを組んだ2人は親密な関係になり、その後、結婚する。

しかし、イーデスにそれが見つかり、デューイが既婚者だと知ったダーリーンも、彼の元を去っていく。

イーデスから離婚を言い渡されたデューイは、サムからもらった興奮剤や鎮静剤で危機を乗り切ろうとする。

ヒット曲を続けて放つデューイだったが、麻薬売買の現行犯で捕まり投獄されてしまう。

デューイは、薬を抜くために更生施設に入れられ、禁断症状と闘いもがき苦しむ。

ダーリーンはデューイが忘れられず、彼を見舞いに施設を訪れ、そして2人は結ばれる。

1966年、カリフォルニア州、バークレー
平穏で安定した生活に戻ったデューイは、世の中への不満や平和への思いを曲にして、人々に訴える。

そしてデューイは、インドに向かいビートルズのメンバーのジョン・レノン(ポール・ラッド)、ポール・マッカートニー(ジャック・ブラック)、ジョージ・ハリスン(ジャスティン・ロング)、リンゴ・スター(ジェイソン・シュワルツマン)と共に、マハリシ(ゲリー・ベドノブ)の瞑想にふける。

そこでデューイは、ビートルズのメンバーから、LSDを勧められる。

8ヵ月後。
同じ曲を録音し続け、LSDを止めないデューイを見限って、バンドメンバーとダーリーンは彼の元を去ってしまう。

街で暴れたデューイは、再び投獄され更生施設に送られるが、兄の幻覚に渇を入れられて立ち直る。

1976年、カリフォルニア州、マリブ
生き方を変え、摂生した生活を始めたデューイだったが、音楽活動に行き詰まり、テレビ出演などに活躍の場を求める。

新曲を作るために、デューイはわだかまりのある父との和解を求めるが、父は未だに息子を憎み、彼をなたで殺そうとする。

しかし、父は誤って自分の胴体を切断してしまい、それで彼は、デューイがわざと兄を殺したのではないことが分かり、息子に愛を告げて息絶える。

失意のデューイだったが、子供達が彼に歩み寄る。

そしてデューイは、父親としての幸せを噛みしめる生活を送り始める。

1992年。
牧場主になっていたデューイの元に、ダーリーンが現れ、2人は寄りを戻す。

2007年。
かつてデューイの才能を見出した、ルハイム(ハロルド・ライミス)の息子ドレイデル・ルハイム(サイモン・ヘルバーグ)が、彼を訪ねてくる。

ドレイデルは、デューイのかつての音楽が見直されていることを伝え、特別功労賞が授与されることも知らせる。

テレビ出演で歌うことを勧められたデューイは、71歳の自分にそれが務まるか不安であったが、ダーリーンに励まされてバンド・メンバーを招集する。

そして本番の日、ジャクソン・ブラウンジュエルライル・ラヴェットらのパフォーマンスに続き、サムのクスリの誘惑を断ったデューイは、25年ぶりのステージに向かう。

デューイは、家族やファンに見守られながら、自分の人生を歌った新曲を熱唱する。

そしてデューイは、演奏終了の3分後に息を引き取る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

幼い頃、誤って兄を殺してしまったデューイ・コックスは音楽に才能を見出す。
高校のタレント・ショーで、自分のロックが受けたデューイだったが、それを認めない父に家を追い出されてしまう。
自らの才能を信じ、恋人イーデスと旅立ったデューイは、下積み生活を続け苦しみながらもチャンスを掴む。
そして、レコーディングされた、デューイの曲”ウォーク・ハード”は大ヒット曲となり、彼の生活は一変する。
その後、トップスターと同じステージに立ち、順調に頂点を目指すデューイだったが、彼の情熱は家族を犠牲にし、私生活は乱れていく・・・。
__________

架空のミュージシャンが体験する波乱の人生と、多数の実在の人物やエピソードを遭遇させる構成になっていて、リアリティーはないが、過激なギャグと大柄なジョン・C・ライリーの迫力ある演技、さらには、パロディとしても大いに楽しめる作品に仕上がっている。

ウォーク・ザ・ライン」(2005)のジョニー・キャッシュを、メインのモデルにしている。

監督はローレンス・カスダンの息子ジェイク・カスダンで、製作、脚本はコメディを中心としたヒット作を連発させるジャド・アパトー

栄光を手に入れたミュージシャンの凋落を描くストーリー自体は、それほど新鮮味のあるものではないが、何と言っても、厳つい顔のジョン・C・ライリーが、少年から老人までを演ずる、人間味溢れる熱演と素晴らしい歌唱力には驚かされる。

興行的には成功しなかった作品ではあるが、そのジョン・C・ライリーの歌う主題曲”Walk Hard”と、彼自身の演技はゴールデングローブ賞に、さらにはグラミー賞にもノミネートされた。

重婚で、一度は主人公を見捨てるものの、彼を温かく見守るジェナ・フィッシャー、主人公にクスリを教えるバンドメンバーのティム・メドウズ、父レイモンド・J・バリー、母マーゴ・マーティンデイル、最初の妻役のクリステン・ウィグなどなど、ゲスト、本人を含めた豪華な出演者も見ものだ。


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