ウォンテッド Wanted (2008) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2003-04年に発表された、マーク・ミラーJ・G・ジョーンズによるコミック・ブックのミニ・シリーズを基に映画化された作品。
充実した日々を送れない青年が、秘密結社の中で暗殺者の才能を知らされながら苦悩する姿を描く、監督ティムール・ベクマンベトフ、主演ジェームズ・マカヴォイモーガン・フリーマンアンジェリーナ・ジョリーテレンス・スタンプトーマス・クレッチマン共演のサスペンス・アクション。


アクション/アドベンチャー

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スタッフ キャスト ■

監督:ティムール・ベクマンベトフ
製作
マーク・ E・プラット

ジム・レムリー
ジェイソン・ネッター
製作総指揮
ゲイリー・バーバー

ロジャー・バーンバウム
アダム・シーゲル
マーク・シルヴェストリ

原作
マーク・ミラー

J・G・ジョーンズ
脚本
マイケル・ブラント

デレク・ハース
クリス・モーガン
撮影:ミッチェル・アムンドセン
編集:デヴィッド・ブレナー
音楽:ダニー・エルフマン

出演
ジェームズ・マカヴォイ:ウェスリー・ギブソン
モーガン・フリーマン:スローン
アンジェリーナ・ジョリー:フォックス
テレンス・スタンプ:ペクワースキー
トーマス・クレッチマン:クロス
コモン: ザ・ガンスミス
マーク・ウォーレン:ザ・リペアマン
デヴィッド・オハラ:ミスター・X
コンスタンチン・ハベンスキー:ザ・エクターミネーター
ダート・バクタデツ:ザ・ブッチャー
クリステン・ヘイガー:キャシー
クリス・プラット:バリー
ローナ・スコット:ジャニス

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2008年製作 110分
公開
北米:2008年6月27日
日本:2008年9月20日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $134,508,551
世界 $341,433,252


アカデミー賞 ■

第81回アカデミー賞
・ノミネート
録音・音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1000年前・・・・

機織の職人達が秘密の組織を作り、乱れた夜の秩序を取り戻すため、密かに刑を執行した。

彼らは自らを”フラタニティ”と呼んだ。
__________

6週間前・・・

ウェスリー・ギブソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、生き甲斐も感じられない会社の仕事や、嫌味な上司ジャニス(ローナ・スコット)にいびられる生活にうんざりし、恋人のキャッシー(クリステン・ヘイガー)も同僚のバリー(クリス・プラット)に取られてしまう。

謎の人物ミスター・X(デヴィッド・オハラ)は、ある弾丸の製造者を求め専門家を訪ねるが、向かいのビルから何者かに襲われる。

ミスター・Xは、そのビルに飛び移り彼らを倒すが、クロス(トーマス・クレッチマン)に狙撃されて命を落とす。

生まれて7日後に、父親に捨てられたウェスリーは、最近では自分の感情が抑えられなくなることもあり、パニック障害抑制剤に頼る毎日を送っていた。

ウェスリーはドラッグ・ストアーで、彼の父が屋上で死んだ男だと話しかけてきた女性、フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)に出会う。

次の瞬間、店にいたクロスに命を狙われ、銃を手にしたフォックスがウェスリーを守り応戦し、激しい追撃戦の末に、2人は車で逃げ切る。

フォックスは、秘密結社“フラタニティ”の本部にウェスリーを連れて行く。

そこにリーダーのスローン(モーガン・フリーマン)が現れ
ウェスリーは、ザ・ガンスミス(コモン)に脅されながら、父親の銃でハエの羽だけ撃つことを強要される。

それに成功したウェスリーは、その後、パニック障害も克服していたことに気づく。

スローンは、世界でも数人しかいない、ウェスリーの能力の高さを知らせ、彼の父(ミスター・X)の正体を明かし暗殺者の仲間に誘う。

ウェスリーは、怯えながらその場を立ち去り、翌朝それが夢だと思うが、父親の銃があるのに気づき、銃をトイレの水タンクに隠す。

ウェスリーは、スローンの言った通り、自分の口座に360万ドルが入金されているのを確認する。

上司ジャニスに悪態をつき、同僚バリーをキーボードで殴り倒したウェスリーは、会社を辞める。

街角でフォックスに出会ったウェスリーは、紡績工場に連れて行かれる。

上辺は紡績業を装うスローンは、気持ちが高ぶる様子のウェスリーを見て行動に移る。

ザ・リペアマン(マーク・ウォーレン)とザ・ブッチャー(ダート・バクタデツ)の元に連れて行かれたウェスリーは、いきなり彼らに殴られて痛めつけられ、体中、傷だらけにされてしまう。

ウェスリーは回復室で傷を癒し、ザ・ガンスミスに銃の扱い方を指導される。

”体を痛めつけられて回復し銃の特訓”、それを繰り返していくウェスリーは、フォックスとの野外での過激な訓練などに挑む。

スローンに、父の部屋と遺品を見せられたウェスリーは、自分より腕の立つ者を殺そうと組織を裏切り、クロスが父を殺したことを知らされる。

父を超える暗殺者になることを決意したウェスリーは、過激な訓練に耐え、クロスの殺し方の方法や攻撃について学んだ。

自分をコントロールする能力を習得したウェスリーは、射撃訓練で弾丸を曲げることだけが出来ず、フォックスを障害物にして的を撃ち抜く最終訓練を強いられる。

それを見事に成し遂げ、ウェスリーはついに”フラタニティ”の一員になる。

そしてウェスリーは、暗殺指令の秘密のコードが隠されている織物を、スローンに見せられる。

世界の秩序を保つために、必要な暗殺者の名前を見せられたウェスリーは、それがクロスでないことを知る。

最初の任務をためらうウェスリーに、フォックスはターゲットが殺されなければならない理由を特別に教え、彼は任務を果たす。

その後もクロスではない相手を次々と暗殺したウェスリーは、父の拳銃をアパートに取りに行った帰りに、クロスに襲われる。

ウェスリーは、仲間のザ・エクターミネーター(コンスタンチン・ハベンスキー)をクロスと間違え射殺してしまい、自分も腕を撃たれてしまう。

弾丸を抜き取ったウェスリーは、その製造者ペクワースキー(テレンス・スタンプ)を追い、クロスを捜し出すことをスローンに伝え、それが許可される。

クロスの暗殺命令をウェスリーに出したスローンだったが、フォックスには彼の抹殺命令を出す。

フォックスは、ウェスリーにそれを気付かれぬよう彼と共にヨーロッパに向かい、ペクワースキーを捕え、クロスの元に案内させる。

列車でクロスを見つけたウェスリーは彼を追い、取り残されたフォックスは車を奪い列車を追う。

ウェスリーは列車内でクロスと銃撃戦となり、フォックスは車ごと列車に突入する。

列車がトンネルで脱線し、鉄橋で車両が峡谷に落下しようとした時、クロスはウェスリーの手をつかむ。

しかし、ウェスリーはクロスを撃ち、列車は落下して谷の途中で止まる。

クロスは自分がウェスリーの父親だと告白し、“フラタニティ”の陰謀を伝える。

“フラタニティ”は、クロスを殺せる唯一人の暗殺者ウェスリーを、彼らの仲間に引き入れたのだった。

フォックスは、それが真実だとウェスリーに告げて彼を殺そうとする。

ウェスリーは、窓ガラスを撃ち抜き川に転落して逃げ延びる。

自分のアパートの向かいの部屋で意識が戻ったウェスリーは、その部屋でペクワースキーに再会する。

クロスは、“フラタニティ”の暗殺者から自分を守るために、その部屋で自分を監視して守っていたことを、ウェスリーはペクワースキーから知らされる。

ペクワースキーは、ウェスリーにクロスが所持していた暗号の織物を渡して解読させ、標的がスローンだったことを知る。

その後、ウェスリーはクロスの秘密の部屋を発見して、彼がザ・エクスターミネーターに、ミニ爆弾を供給していたことを知る。

大量のミニ爆弾を仕掛けたネズミを連れ、“フラタニティ”の本部に押し入ったウェスリーは、爆弾を爆発させて本部内を混乱させる。

ザ・リペアマンやザ・ブッチャーを倒したウェスリーだったが、スローンのオフィスで、彼とフォックス、そしてザ・ガンスミスら暗殺者達に囲まれてしまう。

そして、スローンを撃とうとするウェスリーを、フォックスが銃撃する。

スローンは、全ての暗殺者が織物のコードリストに入っていることを知らせ、ウェスリーにそれを阻止するための行動だったことを説明する。

スローンは、ウェスリーを射殺するよう命じて立ち去る。

フォックスは円形に立っていた暗殺者を射殺するために、銃弾をカーブさせて暗殺者達を殺し、自分が撃たれる前に、ウェスリーに拳銃を放り投げて彼を脱出させる。

フォックスもこめかみに弾丸を受けて死亡し、ウェスリーは、スローンを追うが彼の姿はなかった。

口座の残金もなくなり、ウェスリーは以前の生活に戻り、会社で仕事を続ける。

背後からウェスリーを襲おうとしたスローンは、それが替え玉だと分かり、足元の”X”の文字に気づいた瞬間、彼の額を弾丸が貫く。

弾丸は、ウェズリーがアパートから発射していた。


解説 評価 感想 ■

「ナイト・ウォッチ」(2004)で注目された、カザフスタン出身のティムール・ベクマンベトフの、ハリウッドデビュー作品。

*(簡略ストー リー)

仕事も私生活でも充実した日々を送れない青年ウェスリー・ギブソンは、自分の感情が抑えられなくなることもあり、パニック障害抑制剤に頼っていた。
ある日ウェスリーは、ドラッグ・ストアーで謎の女性フォックスに話しかけられ、次の瞬間、何者かに襲われてしまう。
フォックスが銃で応戦して2人は逃走し、彼女は秘密結社“フラタニティ”の本部にウェスリーを連れて行く。
そこに、リーダーのスローンが現れ、ウェスリーをテストして世界でも数人しかいない彼の能力の高さを知らせ、暗殺者の仲間に誘うのだが・・・。
__________

日本では、人気実力共にハリウッドの頂点を極めるアンジェリーナ・ジョリー主演のように宣伝されていたが、ここ数年で、実力を高く評価されている、ジェームズ・マカヴォイ主演のハード・アクション大作。

北米で約1億3500万ドル、全世界では約3億4100万ドルのヒットとなった。

第81回アカデミー賞では、録音・音響編集賞にノミネートされた。

残虐でどぎついシーンもあるが、CGを駆使し、極限を追求したアクション・シーンと斬新な映像は見応え十分。

ダニー・エルフマンのテンポの良い音楽も印象的。

小柄でひ弱、アクションなど全く似合いそうもない演技派のジェームズ・マカヴォイは、実力通りの豊かな感情表現やジムで鍛えた見事な肉体美まで披露してくれる。

伝承された暗殺者としての才能を開花させて、泣き寝入りしていた上司や同僚を叩きのめす場面は実に痛快だ。

結局、陰謀の黒幕だったモーガン・フリーマンは、さすがにどのような役を演じても様になる、いつもながらの貫禄の演技を見せてくれる。

声も荒げず、冷静沈着に物事を進めた彼が、クライマックスで見せる、不意をつかれて慌てる表情は印象的だ。

前記のように、アンジェリーナ・ジョリーが主演だと思って期待してはいけない作品で、もちろん重要な役ではあるが、彼女は脇役に徹している。

ワイルドな顔立ちなので役には溶け込んでいるが、パワフルに演じていても線が細過ぎて、やや迫力不足は否めない感じだ。

暗殺者を抹殺するための弾丸の製造者テレンス・スタンプ、息子である主人公を守るために暗殺者を抹殺していくトーマス・クレッチマン、暗殺者コモンマーク・ウォーレンコンスタンチン・ハベンスキー、ダート・バクタデツ、そして、デヴィッド・オハラ、主人公の恋人役クリステン・ヘイガー、同僚クリス・プラット、上司ローナ・スコット等が共演出演している。


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