マーシャルの奇跡 We Are Marshall (2006) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

マーシャル大学フットボール部の悲劇的な事故とその後のチーム再建を実話を基に描く、製作、監督マックG、主演マシュー・マコノヒーマシュー・フォックスデヴィッド・ストラザーン他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:マックG
製作
マックG
ベイジル・イヴァニク
製作総指揮
ジーン・オールグッド
ブレント・オコナー
トーマス・タル

スコット・メドニック
原案
ジェイミー・リンデン

コーリー・ヘルムズ
脚本:ジェイミー・リンデン

撮影:シェーン・ハールバット
編集
プリシラ・ネッド=フレンドリー

グレッグ・ロンドン
音楽: クリストフ・ベック

出演
マシュー・マコノヒージャック・レンゲル
マシュー・フォックスウィリアム”レッド”ドーソン
デヴィッド・ストラザーンドナルド・デドモン
イアン・マクシェーン:ポール・グリフェン
アンソニー・マッキー:ネイト・ラフィン
ケイト・マーラ:アニー・キャントレル
ジャニュアリー・ジョーンズ:キャロル・ドーソン
ブライアン・ジェラティ:トム・ボグダン
アーレン・エスカーペタ:レジー・オリヴァー
ニーナ・ジョーンズ:モアハウス夫人
ロバート・パトリックリック・トーリー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2006年製作 124分
公開
北米:2006年12月22日
日本:未公開
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $43,532,294
世界 $43,532,294


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1970年11月14日。
マーシャル大学のフットボールチームは、試合を終えコーチのリック・トーリー(ロバート・パトリック)を含めた選手達は、チャーター機サザンエアウェイ932便に乗り空港を飛び立つ。

ノース・カロライナから飛び立ったチャーター便は、地元ウェストバージニアに到着しようとしていたが墜落、乗員乗客75名が死亡する。

一人車で戻ったアシスタント・コーチのレッド・ドーソン(マシュー・フォックス)は、夫の安否を気遣っていた妻キャロル(ジャニュアリー・ジョーンズ)の元に帰る。

大学のあるハンティングトンの住民は悲しみに包まれ、選手や関係者を偲ぶ式典が催される。

大学長ドナルド・デドモン(デヴィッド・ストラザーン)は、怪我などで遠征に行かなかった選手で、チームを立て直したい気持ちはあったのだが、支援者で息子を事故で亡くしたポール・グリフェン(イアン・マクシェーン)は、悲劇を思い出すだけだとそれに前向きになれない。

しかし、残されたネイト・ラフィン(アンソニー・マッキー)やトム・ボグダン(ブライアン・ジェラティ)は、学生達の支援を受けて大学側の心を動かす。

グリフェンの息子と婚約していたアニー・キャントレル(ケイト・マーラ)は、婚約指輪を返そうとする。

それを受け取らないグリフェンは、息子を想っていてほしいと、優しくアニーに語り掛ける。

そして、デドモン学長はコーチ捜しを始め、多くの候補者に断られながら、大学や町とは全く関わりのないジャック・レンゲル(マシュー・マコノヒー)を指名する。

どことなく頼りないレンゲルに、戸惑いを見せるデドモンだったが、レンゲルは、4人の部員でチーム作りを始める。

レッドもスカウトを頼まれるが、事故の後遺症が癒えず、選手の一人トムも、フットボールをする気になれなかった。

しかし、レッドはスカウトを引き受け、スタッフも集まり選手確保に奔走するが、ライバル校ウェストバージニア大学に有力選手を取られてしまう。

一方、デドモンは、NCAAに1年生のリーグ戦出場の許可を得ようとするが却下されてしまう。

諦めかけていたデドモンは、レンゲルに励まされ、執念でNCAAの承認を勝ち取る。

そして選手も集まり、シーズンに向けたトレーニングが始まる。

素人集団に近いチームに、複雑なプレーは無理だと判断したレンゲルは、シンプルな攻撃に方向変換する。

型破りなレンゲルは、今季対戦のないウェストバージニア大学のコーチから、戦術を伝授する許可を受けてしまう。

1971年9月18日、シーズン開幕の日。
マーシャル大学、ヤング”サンダリング・ハード”は大敗し、次の試合も苦戦が予想され、地元の人々は復帰したチームを、複雑な気持ちで見守る。

試合やトレーニングが激しくなるにつれ、次第にレッドやラフィンに、忘れかけていた事故や犠牲者への想いが重圧となって襲い掛かる。

やがて、成績が上がらないチームが、町に悲しみを再発させたという理由で、教育委員会はデドモンをクビにしてしまう。

しかし、このままでは前を向いて歩くことが出来ないと悟ったグリフェンは、アニーの手を取り、息子を忘れ新たな人生送ることを勧める。

レンゲルは、選手を、事故で犠牲になり、遺体の判別が出来なかった6名の選手の慰霊碑の前に集め、今日で喪が明けたことを宣言して試合に挑む。

1971年9月25日、対ザヴィエル大学戦。
サンダリング・ハード”は未熟な選手の寄せ集めながら、前半をリードし、一進一退を繰り返して、最後のプレーでタッチダウンを決めて勝利する。

選手や観客は歓喜し、レンゲルは、勝利の一番の功労者デドモンに、勝利を決めたボールを贈る。
__________

マーシャル大学は、1971年のシーズンはわずか2勝に終わる。

ジャック・レンゲルは、通算9勝33敗で74年に辞任して、その後、海軍兵学校の体育客員となり、殿堂入りも果たした。

デドモンは、1994年までラドフォード大学長を務めあげ、レッド・ドーソンは1年で辞任し、チームには戻らなかった。

その後、復活した”サンダリング・ハード”は、数々の戦績をあげる強豪チームとして君臨する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1970年11月14日。
マーシャル大学フットボール・チームは、遠征の帰路、航空機墜落事故に遭い、選手らを含めチーム・メンバーが死亡する。
車で戻ったアシスタント・コーチのドーソンは、その悲劇を知り、大学のあるハンティングトンの住民は悲しみに包まれる。
大学長デドモンは、遠征に参加しなかった選手で、チームを立て直そうとも考える。
被害者の遺族グリフィンなどから、悲劇を思い出すだけだと反対意見も出る中、残された選手は学生達に励まされ、大学側の心も動かす。
再起が決まり、デドモンは早速コーチ探しを始める。
そしてデドモンは、多くの候補者に断られながら、大学や町とは全く関わりのない、ジャック・レンゲルをチームに招くのだが・・・。
__________

選手やコーチの大半を失い、チームだけでなく町中がその悲しみから立ち上がれないでいる中、一人の”よそ者”コーチと、彼を支えて、人々の立ち直るきっかけを作ろうとする学長の奮闘を、ユーモアもまじえ感動的に描いた作品。

数万人収容のスタジアムを所有して、チャーター機で遠征する学生スポーツの花形フットボールの華やかさと、なかなか癒えない悲劇の後遺症の対比にマックGは重点を置き、試合の興奮や勝利の感激は、アッサリと描かれている。

こういう時こそ、町中が一丸となりたいところだろうが、それができないもどかしさが、事故の痛ましさや悲しみの大きさを伝えている。

実際のジャック・レンゲルを知らなくとも、その人物像が見事に伝わってくるのは、別人のように、いつもとは雰囲気が違うマシュー・マコノヒーの役作りのうまさだろう。
また、やや前かがみであごを突き出し気味の彼の暗闇のシルエットが、益々ポール・ニューマンに似ているなと再確認した作品でもある。

事故の後遺症から、結局立ち直れないような雰囲気で終わるアシスタント・コーチ、マシュー・フォックス、根気よくチーム再建に尽くす、地味な役だが、人間味溢れる学長の好演が光るウデヴィッド・ストラザーン、息子を失った悲しみから立ち直れなかった、町の有力者イアン・マクシェーン、その後、難病で亡くなるというキャプテン、アンソニー・マッキー、フィアンセを事故で亡くすケイト・マーラ、そして選手と共に犠牲となるコーチでロバート・パトリックなどが共演している。


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