幸せへのキセキ We Bought a Zoo (2011) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

物語の主人公ベンジャミン・ミーの経験を基に、2008年に発表された彼の著書をベースにした作品。
妻を失ったコラムニストが、心の傷が癒えないまま生活環境を変えようと考え購入した動物園の再建に奮闘する姿を描く、製作、監督、脚本キャメロン・クロウ、主演マット・デイモンスカーレット・ヨハンソントーマス・ヘイデン・チャーチ他共演による心温まる感動のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:キャメロン・クロウ
製作総指揮
イロナ・ハーツバーグ

製作
キャメロン・クロウ

リック・ヨーン
ジュリー・ヨーン
原作:ベンジャミン・ミー”We Bought a Zoo
脚本
アライン・ブロシュ・マッケンナ

キャメロン・クロウ
撮影:ロドリゴ・プリエト
編集:マーク・リヴォルシ
音楽:ジョン・パウエル

出演
ベンジャミン”ベン”ミー:マット・デイモン

ケリー・フォスター:スカーレット・ヨハンソン
ダンカン・ミー:トーマス・ヘイデン・チャーチ
ディラン・ミー:コリン・フォード
ロージー・ミー:マギー・エリザベス・ジョーンズ
ピーター・マクレディ:アンガス・マクファーデン
リリー・ミスカ:エル・ファニング
ロビン・ジョーンズ:パトリック・フュジット
ウォルター”ウォルト”フェリス:ジョン・マイケル・ヒギンズ
ロンダ・ブレア:カーラ・ギャロ
スティーヴンズ:J・B・スムーヴ
キャサリン・ミー:ステファニー・ショスタク

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2011年製作 124分
公開
北米:2011年12月23日
日本:2012年6月8日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $75,621,915
世界 $120,081,841


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

過激な取材で知られるコラムニストのベンジャミン”ベン”ミー(マット・デイモン)は、半年前に妻キャサリン(ステファニー・ショスタク)を亡くして、14歳の息子ディラン(コリン・フォード)とロージー(マギー・エリザベス・ジョーンズ)の扱いに手を焼いていた。

キャサリンを忘れられず生活に余裕のないベンは、人と親交を持ち前向きに生きるようにと、会計士の兄ダンカン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)に助言される。

取材や記事の書き方などで意見が合わず、仕事を辞めてしまったベンは、学校から呼び出され、盗みや問題ばかり起こすディランが、退学処分となることを知らされる。

自分だけでなく、子供達も心の傷を引きずっていることを知ったベンは、生活環境を変えて心機一転するために引っ越しを考える。

不動産業者スティーヴンズ(J・B・スムーヴ)と共に物件を見て回ったベンとロージーは、どこも気に入らないまま、郊外の家が気に入る。

しかし、そこは元動物園だった場所で、亡くなった持ち主の遺産で飼育されている、動物達を飼うことが購入の条件だった。

興味が失せたベンだったが、ロージーが、動物達に餌を与える楽しそうな姿を見て、彼は、その物件を購入する決心をする。

それを知ったダンカンは、人間と親交を持てと言ったことをベンに伝え、それに賛成できない。

ところが、ベンは動物園を開園するとまで言い出し、それに反対するディラン、対照的に喜ぶロージーと共に動物園に引っ越してしまう。

ベンらは、”ローズムーア野生動物公園”の飼育員チーフ、ケリー・フォスター(スカーレット・ヨハンソン)から、ピーター・マクレディ(アンガス・マクファーデン)やロビン・ジョーンズ(パトリック・フュジット)、ロンダ・ブレア(カーラ・ギャロ)、そして、ケリーのいとこリリー・ミスカ(エル・ファニング)らスタッフを紹介される。

ケリーは、ベンがどうしてこの場を買ったのかを理解できないが、彼は、その問いに”いけないかい?”とだけ答えて、とにかく動物園の運営の準備を始める。

借金を抱え、悪戦苦闘するベンの様子を見に来たダンカンは、弟の行動が理解できずに頭を抱える。

その頃、その場所が気に入らなかったディランは、リリーが気になる存在となり親交を深める。

しかしディランは、自分に厳しい言葉ばかり口にするベンに怒りをぶつける。

そんな時、農務省の検査官ウォルター”ウォルト”フェリス(ジョン・マイケル・ヒギンズ)が現れて、パーク内のチェックを始める。

かなりの部分で改善を求められたベンは、その費用に約15万ドルかかるとロビンに言われて困惑する。

新しい学校でも問題を起こし、早退させられたディランを迎えに行ったベンは、グリズリーのバスターがパークから逃げ出していることを知る。

ケリーらに連絡したベンは、何んとかバスターを捕獲して、大金をかけてパークに戻す。

ディランとリリーのことに気づきながら、ケリーを意識し始めるベンは、妻キャサリンのことを想う。

そんな時ベンは、捨てずにいたキャサリンのパーカーのポケットに、貸金庫の控えが入っていたことに気づく。

パークの経理担当ロンダはスタッフを集め、資金に行き詰まったベンを詐欺師呼ばわりする。

ダンカンの元に向かったベンは、キャサリンが、自分への”冒険資金”にと、貸金庫に8万4000ドルを預けていたことを知る。

ベンはパークの検査が受けられると安堵するが、ダンカンは、これ以上の無謀な賭けを止めるよう助言する。

リリーは、ベンらが出て行くと聞いたことをディランに話し、彼は、それを知り街に戻れると言って喜ぶ。

自分の気持ちも知らずに、この場を離れることに未練を感じないディランの態度を見て、リリーは悲しむ。

ダンカンを含めたスタッフを集めたベンは、初めて自分のために冒険をしてみる決意と、資金ができたことを伝えて協力を求める。

ケリーらは快くそれを承諾し、パーク再開の準備を始めたベンは、地元住民も、それを楽しみにしていることを知る。

ベンはその間は、キャサリンの想い出に浸るのを止める。

体調不良の虎スパーを、苦しみから救うために死なせてあげるべきだと言うケリーだったが、ベンがそれを認めずに、二人は口論となる。

冷静になった二人はお互いを理解し合うが、ベンが自分を嫌っていると思い込むディランは、父に怒りをぶつける。

ベンの努力を認めたディランは父に歩み寄り、リリーに気持ちを伝えられないことなどを話す。

”20秒の勇気”を持てば、その後、素晴らしいことが訪れると助言したベンは、死を迎えるスパーの前で、ディランとの絆を確かめ合う。

ディランが描いた亡くなったスパーのスケッチを、ベンは、パークのオープンを知らせるポスターにすることをディランに伝える。

反対していたダンカンも協力し、動物園は”ローズムーア動物アドベンチャー・パーク”と改名する。

全ての準備が整い、フェリスのチャックを受けたベンらだったが、ケリーが、ライオンのソロモンの囲いの鍵が壊れていることに気づく。

その場に呼ばれたマクレディは、ケリーがソロモンの気をそらしている間に囲いの中に入り、フェリスが現れる前に鍵を直す。

結局、フェリスは開園の許可をだし、それを喜ぶベンらは、オープンに向けて最後の準備を始める。

リリーが、気持ちを教えて欲しいと知ったディランは、彼女に愛を告げて二人は抱き合う。

オープンまで数日、100年に一度の大雨となることが伝えられ、ベンらの心も沈む。

雨は続くと予想されたが、オープン当日は晴天となり、ベンはスタッフに感謝してスピーチをして後、パークのゲートを開ける。

誰も現れないことを不思議に思ったディランは、倒れた木が道を塞いでいるのを見つける。

開園を待ち訪れた多くの人々を見たベンは、皆をパークに招き入れる。

パーク内は人で溢れ、ベンはケリーに気持ちを伝えられて、二人はキスをし、彼女は、ニューイヤーズ・イヴまで一緒にいられたら、再びキスをすることを伝える。

ケリーとリリーは、ベン親子の戯れる姿を見て、彼らと共に幸せを実感する。

初日を終えるパークを眺めながら、ベンは、子供の頃によく口にした”20秒の勇気”についてをダンカンと語り合う。

ある日、キャサリンと出会ったレストランに、子供達を連れて行ったベンは、”20秒の勇気”で彼女に声をかけた時のことを話す。

ベンは、その場にいたキャサリンに、”どうして君のような素敵な女性が、自分と話しをしてくれるのか”と問う。

キャサリンは答える、”いけない?”

それは、ベンが動物園を買った理由をケリーに尋ねられた時に返した言葉だった。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

コラムニストのベンジャミン”ベン”ミーは、半年前に妻を亡くし、彼女に任せきりだった子供達、息子ディランと娘ロージーの扱いに手を焼く。
意見が合わず仕事も辞めたベンは、心の傷が癒えない自分達の生活環境を変えるために、郊外に引っ越すことを考える。
しかしそこは、閉園された動物園であり、残された動物達を飼育することが条件の物件だった。
ロージーが喜ぶ姿を見たベンは、自分に反抗するディランと共にその場に引っ越すことを決める。
飼育員のチーフ、ケリーらに歓迎されたベンだったが、兄ダンカンには反対され、出費は増える一方だった。
さらに、農務省のチェックで多数の改善個所を指摘されたベンは、運営に行き詰まり、開園どころではなくなってしまう。
そんな時ベンは、妻が残してあった貯蓄があることを知り、ダンカンの反対を押し切り、動物園再開に向けて準備を始めるのだが・・・。
__________

イングランドデヴォン州、ダートムーアにある休園していた動物公園を買い取り、”ダートムーア動物学パーク”として再開したベンジャミン・ミーの苦闘を描く内容は、妻の死で心の傷を負い、亀裂の入った家族の絆を取り戻す感動のドラマとして、心地よい気分に浸れる快作に仕上がっている。

新たな人生計画にチャレンジする家族を、父親と子供達双方の目線で優しく丁寧に描写する、キャメロン・クロウの演出も見どころだ。

北米興行収入は約7600万ドル、全世界では約1億2000万ドルのヒットとなった。

父親を演じる役も多くなってきたマット・デイモンは、中年男性を等身大の演技で演じ、彼の芸幅の広さを再確認できる適役、ナイスガイを好演している。

主人公との恋の可能性を感じさせる程度の関係が、何とも知れないいい雰囲気である、チーフらしい仕事をこなす飼育員スカーレット・ヨハンソン、人間味を感じさせる、彼らしい役柄である主人公の兄トーマス・ヘイデン・チャーチ、主人公の息子で、切ない表情が印象的なコリン・フォード、その妹役マギー・エリザベス・ジョーンズ、ディラン(C・フォード)に心を寄せるパークのスタッフ、エル・ファニング、同じくアンガス・マクファーデンパトリック・フュジットカーラ・ギャロ農務省の検査官役ジョン・マイケル・ヒギンズ、不動産業者のJ・B・スムーヴ、主人公の妻ステファニー・ショスタクなどが共演している。


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