メイジーの瞳 What Maisie Knew (2012) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1897年に発表された、ヘンリー・ジェームズの小説”What Maisie Knew”を基に製作された作品。
身勝手な両親に振り回されながら健気に生きる6歳の少女を描く、主演ジュリアン・ムーアアレキサンダー・スカルスガルドオナタ・アプリールジョアンナ・ヴァンダーハムスティーヴ・クーガン他共演、監督スコット・マクギーデヴィッド・シーゲルによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト
監督

スコット・マクギー
デヴィッド・シーゲル
製作
ウィリアム・ティートラー
チャールズ・ウェインストック
ダニエラ・タップリン・ランドバーグ
ダニエル・クラウン
製作総指揮
リーヴァ・マーカー
トッド・J・ラバロウスキ
スティーヴン・ヘイズ
原作:ヘンリー・ジェームズWhat Maisie Knew
脚本
ナンシー・ドイン
キャロル・カートライト
撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ
編集:マドレーヌ・ギャヴィン
音楽:ニック・ウラタ

出演
スザンナ・ビール:ジュリアン・ムーア
リンカーン:アレキサンダー・スカルスガルド
メイジー・ビール:オナタ・アプリール
マーゴ:ジョアンナ・ヴァンダーハム
ビール:スティーヴ・クーガン
マーティン:ジェシー・ストーン・スパダッチーニ
セセリア:ディアナ・ガルシア
ベイン:アメリア・キャンベル
フェアチャイルド=テテンバウム:マディ・コーマン
ゾーイ:セイディー・レイ
ゾーイの母:サマンサ・バック
ウィックス夫人:パディ・クロフト

アメリカ 映画
配給 Millennium Entertainment
2013年製作 99分
公開
北米:2013年5月3日
日本:2014年1月31日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $1,066,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
ロックバンドのシンガー、スザンナ・ビール(ジュリアン・ムーア)は、美術商の夫ビール(スティーヴ・クーガン)と諍いが絶えなかった。

6歳の娘メイジー(オナタ・アプリール)は、そんな両親に振り回されながらも、仲良しのナニー、マーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)と過ごす時間を楽しむ。

離婚訴訟の結果、スザンナは単独親権を与えられず、メイジーは、両親の家を行き来することになる。

ビールのアパートに向かったメイジーは、その場にマーゴがいたために戸惑いながら、自分の部屋に案内される。

2~3週間イタリアに行くことになったビールは、メイジーの面倒をみてもらえるかをマーゴに尋ねる。

パスポートがあるかをマーゴに確認したビールは、仕事は数日で終わるので、その後に船旅をすることを提案し、彼女とメイジーを同行させる考えを伝える。

イタリアや船旅が初めてなためマーゴは喜び、メイジーもそれを楽しみにする。

その後ビールは、スザンナからメイジーに届いた花束を捨ててしまう。

それを見ていたメイジーは、ゴミ箱から花束を取り出し、スザンナからのメッセージカードを確認する。

クローゼットに隠してあったスザンナからの花束に気づいたマーゴは、それを花瓶に入れることをメイジーに提案する。

両親を気遣うメイジーの気持ちを察したマーゴは、花を押し花にすれば永遠にしまって置けると言って、彼女とそれを始める。

スザンナの家に行く話をしたメイジーは、一緒には行けないとマーゴに言われる。

メイジーがいない間はパパが寂しがるので、自分が一緒にいるとマーゴは話す。

マーゴからそのことについて聞かれたメイジーは、一応、理解したような返事をする。

迎えに来たスザンナとアパートに向かおうとしたメイジーは、マーゴが父と一緒に住んでいることを話す。

それを知ったスザンナは苛立ち、再び裁判で争い単独親権を勝ち取ろうと考える。

スザンナは、老婦人のナニー、ウィックス夫人(パディ・クロフト)を雇うが、メイジーは彼女が好きになれない。

その後、スザンナの訴えは聞き入れられず、ビールとマーゴが結婚することを知り呆れてしまい、メイジーは結婚式に出席する。

学校が終わってもスザンナがメイジーを迎えに来ないため、校長のフェアチャイルド=テテンバウム(マディ・コーマン)は何度も電話をする。

そこに、新婚旅行に向かうはずだったマーゴが現れる。

スザンナと結婚したと言う青年リンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)がメイジーを迎えに来るが、知らない人物に子供を渡せないと校長に言われる。

マーゴは、リンカーンにスザンナに電話をさせて、確認した彼女はタクシーで空港に向かおうとする。

メイジーはいてほしいと言うが、マーゴは10日後に会う約束をしてその場を去る。

それが不満だったメイジーは、マーゴに別れの挨拶もせずに、リンカーンと共にスザンナの元に向かう。

スザンナに結婚したのか尋ねたメイジーは、自分が一番大事で、リンカーンは友達のようなものであり、パパと呼ばなくてもいいと言われる。

メイジーがリンカーンと仲良くし過ぎることを、スザンナは気にする。

10日後、スザンナは、メイジーを迎えに来ないビールに苛立つ。

メイジーは、優しいリンカーンに懐き、学校で新しいパパだと皆に教える。

そんな二人を見て、スザンナはメイジーが自分から離れて行くような気になり、ビールのいい加減さなどもあり気が滅入る。

メイジーを迎えに来たビールは、娘を入り口まで連れてきたリンカーンに、スザンナのことなどで助言する。

リンカーンがスザンナのタイプとはかけ離れているため、ビールはそれを気にする。

マーゴと過ごしていたメイジーは、まだ父と結婚しているのかと尋ね、フリをしているだけではないかと伝える。

3日遅れて夜に迎えに来たリンカーンに、メイジーが病気であることを伝えたマーゴは、数日後に連れて行くことを伝える。

数日後、ツアーに出るスザンナのバスに乗り込んだメイジーは、アパートの前で降りて、リンカーンと共にスザンナに別れを告げる。

バーテンダーのリンカーンは急な仕事が入り、メイジーをマーゴに預けようとするが、彼女は、出張ばかりで自分置き去りにするビールとの関係に疲れ、苦悩していた。

マーゴに同情して謝罪したリンカーンは、帰ってほしいと言われて立ち去ろうとする。

泣き崩れるマーゴは、寄り添うメイジーに謝罪し、後で来ると言って立ち去ったリンカーンも悪くないと伝える。

落ちついたマーゴは、ケーキを作りメイジーと共にリンカーンの店に向かう。

リンカーンとの楽しい時を過ごしたマーゴは、メイジーを連れて帰り、翌日も三人で過ごす。

帰宅したマーゴは、ビールが戻っていたことに驚き、その夜メイジーは、二人が口喧嘩をしていることを気にする。

翌朝、マーゴがいないことを知ったメイジーは、ビールと共に朝食を食べに出かけ、ロンドンに向かうと言う父と共に祖父母に会いに来たいことを伝える。

故郷ロンドンに移り住む話をしたビールは、メイジーはこの場の方がいいと言って、自分が出張で来れば会えると伝える。

メイジーをアパートに送ったビールはその場を去り、帰って来たリンカーンは、マーゴが出て行き父はロンドンに向かったことを知る。

仕事があるため、マーゴに電話をしてメイジーを預けようとしたリンカーンは、街角でスザンナに出くわす。

スザンナはマーゴをストーカー呼ばわりして、一緒にいるリンカーンを問い詰める。

戻っていたにも拘らず連絡もよこさないスザンナに呆れたリンカーンは、母親とは思えない彼女の身勝手さを非難する。

リンカーンは、マーゴを見つめながら終わりだと言ってその場を去る。

帰宅したスザンナは、メイジーと過ごすために、ツアーから外してほしいことをマネージャーに伝える。

それが無理だと分かったスザンナは、タクシーでリンカーンの店に向い、メイジーを降ろしてその場を去る。

リンカーンがいなかったために店で待っていたメイジーは眠ってしまい、店員の部屋に連れて行かれる。

夜中に目覚めたメイジーは、マーゴの所に帰りたいと言うが、その場で一夜を過ごすことになる。

翌朝、迎えに来たマーゴと共に荷物をまとめて旅だったメイジーは、海辺の売り家に向かう。

数日後、リンカーンが現れたために喜ぶメイジーは、彼とマーゴの関係を知る。

リンカーンとマーゴと共に楽しい日々を過ごすメイジーは、ある夜、スザンナのツアーバスが到着したことに気づく。

メイジーを抱き寄せるスザンナは、彼女をツアーに同行させることを伝える。

しかし、メイジーが、リンカーンとマーゴと共に過ごしたいことを知ったスザンナは、彼女に愛を伝える。

メイジーの気持ちを理解したスザンナは、彼女にプレゼントを渡してその場を去る。

翌日、リンカーンとマーゴと共に船に乗る約束をしていたメイジーは、走って桟橋に向かう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
ロックバンドのシンガー、スザンナは、美術商の夫ビールと諍いが絶えなかった。
二人は離婚することになり、スザンナに単独親権が与えられなかったために、6歳の娘メイジーは、両親の家を10日ごとに行き来することになる。
メイジーのナニーだったマーゴがビールと同居を始め、結婚することを知ったスザンナは憤慨する。
当てつけのように若いバーテンダーのリンカーンと結婚したスザンナだったが、メイジーはその後も殆ど両親と過ごすことができない。
そんなメイジーは、優しいリンカーンとマーゴとの時間に安らぎを感じるようになるのだが・・・。
__________

ロック・シンガーと美術商を両親に持ち、経済的には何不自由ない環境で育ちながら、親の愛を最も必要とする時期にそれを得られず、身勝手な大人達に翻弄される6歳の少女の視点で描かれた作品。

少女を中心に描いている作品であるため、柔らかい、ゆったりとした描写が多い。

どこにでもあると言えばそれまでだが、周囲で起きている大人達の問題は深刻であり、その影響を直に受けている幼い少女の気持ちを考えると心が痛む。

全く血のつながりのないナニーと義父との時間に最高の幸せを感じる少女なのだが、冷静に考え、その後の彼女の人世を思うと、ラストの彼女の笑顔を素直に喜べないところなど、深く考えさせられるドラマでもある。

娘を溺愛するのだが、それを全てとすることが許されない世界に生きるロックシンガーを演ずるジュリアン・ムーア、元夫への当てつけのように彼女と結婚したバーテンダーの青年アレキサンダー・スカルスガルド、同じく、夫と結婚するものの、満たされない愛に苦悩しながら少女の面倒をみるジョアンナ・ヴァンダーハム、演技ではないことが窺える、自然に6歳の少女を演ずる、愛くるしいことこの上ないオナタ・アプリール、忙しい身で妻子の相手ができない美術商のスティーヴ・クーガン、校長マディ・コーマンなどが共演している。


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