アメリカン・レポーター Whiskey Tango Foxtrot (2016) 3/5 (18)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

デスクワークから戦地アフガニスタンの現地レポーターになった女性テレビ局員の奮闘を描く、監督グレン・フィカーラジョン・レクア、製作、主演ティナ・フェイマーゴット・ロビーマーティン・フリーマンアルフレッド・モリーナビリー・ボブ・ソーントン他共演のコメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督

グレン・フィカーラ
ジョン・レクア
製作
ローン・マイケルズ
ティナ・フェイ
イアン・ブライス
製作総指揮
チャーリー・ゴーゴラック
エリック・ガリアン
サム・グレイ
原作:キム・バーカー”The Taliban Shuffle: Strange Days in Afghanistan and Pakistan
脚本:ロバート・カーロック
撮影:ハビエル・グロベット
編集:ヤン・コヴァチ
音楽:ニック・ウラタ

出演
キム・ベイカー:ティナ・フェイ
ターニャ・ヴァンダーポール:マーゴット・ロビー
イアン・マクケルピー:マーティン・フリーマン
アリ・マスード・サディク:アルフレッド・モリーナ
ホラネク准将:ビリー・ボブ・ソーントン
ファヒム・アフマドザイ:クリストファー・アボット
ブライアン:ニコラス・ブラウン
ニック:スティーヴン・ピーコック
シャキラ・エル=クーリー:シェイラ・ヴァンド
コフリン:エヴァン・ジョニカイト
ジャウィード:ファヒム・アンウォー
クリス:ジョシュ・チャールズ
ジェリー・ターブ:チェリー・ジョーンズ
旅客機の乗客:トーマス・クレッチマン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2016年製作 112分
公開
北米:2016年3月4日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $23,049,580


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
2006年、アフガニスタンカブール
アメリカのテレビ局現地レポーターのキム・ベイカー(ティナ・フェイ)は、仲間達と騒いでいたが、町が爆撃されたために取材を始める。

3年前、ニューヨーク
人員不足のためアフガニスタン行きを勧められたデスクワークのキムは、現地レポーターになり”不朽の自由作戦”を取材する決意をする。

キムは、恋人のクリス(ジョシュ・チャールズ)に電話してそれを伝える。

出発当日、クリスと空港で会うことができたキムは、アパートの鍵を渡して彼に別れを告げる。

機内で同席した乗客(トーマス・クレッチマン)と話したキムは、デスクワークだった自分が戦場レポーターになったことを伝える。

カブールに着いたキムは、アフガン人フィクサーである元医師のファヒム・アフマドザイ(クリストファー・アボット)と警備担当のニック(スティーヴン・ピーコック)に迎えられる。

翌日、基地に行くことになったキムは宿舎に向い、ニックとファヒムから、ジャウィード(ファヒム・アンウォー)、長身のカメラマン、ブライアン(ニコラス・ブラウン)を紹介される。

部屋に案内されたキムは暫く休み、シャワーを探してロビーに向い、BBCの特派員ターニャ・ヴァンダーポール(マーゴット・ロビー)に歓迎される。

ターニャから、ニックと愛し合ってもいいかと訊かれたキムは、構わないと答える。

早くも不安になったキムはネットでクリスと話し、その件を伝えようとするものの、回線が切れてしまう。

パルヴァーン州バグラム空軍基地
海兵隊のホラネク大佐(ビリー・ボブ・ソーントン)に会ったキムは、部下の邪魔をしないことを約束させられて前線基地に向かう。

現地に着いたキムは、カメラマンのブライアンと共に、上等兵のコフリン(エヴァン・ジョニカイト)らを取材する。

ホラネクから任務に同行する許可が下りたキムは、翌日の早朝、部隊と共にコフリンらのハンヴィーに乗り、ある村に向かう。

その後、戦闘が始まったために車を降りたキムは、ファヒムの制止も聞かずに映像を撮る。

それが局に送られて報道されたため、宿舎に戻ったキムは英雄扱いされ、ターニャらと共に町に向かう。

スコットランド人のフリーの写真家イアン・マクケルピー(マーティン・フリーマン)とレバノン人レポーターのシャキラ・エル=クーリー(シェイラ・ヴァンド)をターニャから紹介されたキムは、彼らと飲んで酔い潰れてしまう。

翌朝、二日酔いのままファヒムに起こされたキムは、次期司法長官と言われているアリ・マスード・サディク(アルフレッド・モリーナ)に取材すると言われる。

取材を受けたサディクは、女であるキムを相手にしようとしないが、意外にも彼女が気に入る。

2004年。
すっかり現地にも慣れたキムは、親しくなっていたサディクから連絡を受け、地方軍閥のアシャ・ハーンを取材する気があるかを訊かれる。

ソ連アフガニスタン侵攻以来、アシャ・ハーンが初めて欧米人に会うと言われたキムは、ニックやファヒムらと共に現地に向かう。

取材を成功させたキムは、クリスに会いたいために呼び寄せようとするが、彼が浮気をしていることを知る。

キムに非難されたクリスだったが、戻りもせず誕生日も忘れる彼女を責める。

憤慨して回線を切ったキムは、ニックが気になる存在になる。

部隊に同行したキムは、村の井戸を爆破したのがタリバンではなく、女性達だったことを知り、それを准将になっていたホラネクに伝える。

川で話をするのが唯一の楽しみだった女性達が、ソ連の地雷で井戸を爆破したことを話したキムは、ホラネクから感謝される。

その後、ファヒムの結婚式に出席したキムは、ターニャやシャキラと共に楽しむ。

現地での取材を高く評価されたキムは、司法長官に就任したサディクから、オフィスにあるベッドを見せられる。

情勢不安定なカンダハールに取材に行くことになったキムは、肌を完全に隠して、ニック、イアン、ファヒム、ブライアンと共に現地に向かう。

女性禁止区域で車から降りてしまったキムは男達に囲まれ、助けたファヒムは、彼女の無謀な行為を非難する。

これ以上、一緒に仕事はできないと言って、ファヒムはキムの元を去る。

2005年。
家に送ってもらったキムは、スカーフを被らずに車から降りて、家を間違えてしまったことに気づき焦る。

通りがかったイアンの車に乗せてもらったキムは、自分を守らなかったと言って、ニックを殴り倒したイアンと愛し合ってしまう。

ターニャにタリバンを紹介したジャウィードを非難したキムは、ギルザイ部族連合の情報提供を彼に求めるが、話してもらえない。

ネタがないキムは、イアンと共に過ごす。

衛星で監視されながら、ジャウィードの紹介でタリバンと接触したターニャは、ミサイル攻撃を受ける。

カブールの病院に運ばれたターニャの元に向かったキムは、彼女の無事を確認するが、ジャウィードが死んだことを知らされる。

事件の一部始終を撮影していたことをターニャから知らされたキムは、退院したら中継すると言われる。

報道された映像を確認したキムは、サディクが自分に会いに来ていることを知らされ、彼がおどけている監視カメラの映像を見せられる。

親密な関係になりたいと言われたキムは呆れてしまい、うんざりすると伝えてサディクを相手にしない。

2006年。
街に爆弾が投下され、局に取材の許可を求めたキムは、それを拒まれる。

取材成果も上がらず特ダネも取られたことで時間制になったと局から言われたキムは、自分の考えを受け入れてもらえない。

ニューヨークに戻り事務職などやる気になれないことをイアンに伝えたキムは、出国する。

上司のジェリー・ターブ(チェリー・ジョーンズ)から、視聴者はニュースで軍事行動を見たいと思わないと言われたキムは、アフガニスタンにかける経費も削減されることを知らされる。

ターニャを駐在員にしたと言われたキムは、局に来ていた彼女の元に向う。

部族民地域に行ったのは駐在員になりたかったためかとキムから問われたターニャは、仕事は奪っていないと答える。

一人は失明しジャウィードが死んだことの重要性を指摘するキムは、誰でも同じことをすると言われるものの、自分はしないと伝えて去ろうとする。

キムの従軍取材の映像で、コフリンが装弾しないと言ったせいで、彼が両脚を吹き飛ばされたことを伝えたターニャは、その場を去る。

アパートに戻りイアンに電話したキムは、局長にアピールする必要があると言って、スクープが欲しいことを伝える。

グラスゴーで会うことをイアンから提案されたキムは、バダフシャーンに行きたいと伝えるが、雪で通れないと言われる。

カブールから離れ少し休むようにと言われたキムは、グラスゴーで会うことをイアンと約束する。

フランス人記者がバダフシャーンから戻って来たことを知ったイアンは、キムとの約束を破り現地に向かう。

バスが故障して待機していたイアンは、過激派に襲われて捕らえられる。

グラスゴー国際空港
到着した途端に仲間達から一気にメールが届き、キムは、イアンが拉致された可能性があることを知る。

カブールに戻ったキムは、ファヒムが迎えに来てくれたことを嬉しく思う。

ホラネクに会ったキムは、イアン救出のために協力求めるものの、無理だと言われる。

従軍取材を認めている海兵隊にカメラマンを同行させて取材し、陸軍海軍の特殊部隊と同じように注目させるチャンスだと説得したキムは、ホラネクから、詳細な情報が必要だと言われる。

サディクに会い今回の件で情報を得ようとしたキムは、見返りに特別な関係を求められる。

以前、宿舎に押しかけて来た時の映像をサディクに見せたキムは、酒を飲んでいるように見えると言って彼を脅し、情報を得る。

キムはその情報をホラネクに渡し、イアン救出作戦が実行されることになり、部隊にブライアンを同行させる。

現地に向かった部隊は現場を急襲し、イアンを救出して基地に戻り、彼はキムに感謝する。

作戦の映像は放送され、キムの報道は評価される。

ニューヨークに戻ることになったキムは、今後は国内で仕事をすると言ってイアンを誘う。

バダフシャーンのことを気にしているのかと言われたキムは、関係ないと答えて旅立つ。

キムは、空港まで送ってくれたファヒムに別れを告げる。

帰国したキムは、退役した義足姿のコフリンを訪ね、服役できなかったことを知らされる。

キムから謝罪されたコフリンは、脚のことは爆弾のせいだと伝え、彼女の責任を追及する気はなかった。

キムは、自分が流した映像のせいだと言って、本音を聞かせてほしいとコフリンに伝える。

12歳のムスリムが爆弾を仕掛けただけで、原因は色々あると話すコフリンが、自分の名前も出したことに納得するキムは、冗談が分からないのかと言われる。

責められても当然だと伝えたキムは、前に進むべきであり、自分の責任ではないと言うコフリンの言葉に納得する。

デスクワークとなったキムは、報道番組中に、写真家として数々の受賞歴を持つイアンにインタビューする。

中東アフガニスタンでの10年間の体験を著書にしたイアンに、その件を尋ねようとしたキムはCMを入れる。

著書の宣伝でニューヨークに行くと伝えたイアンは、キムをコーヒーに誘う。


解説 評価 感想
2011年に発表された、アメリカ人ジャーナリスト、キム・バーカーのパキスタンアフガニスタンの体験を基にした回顧録”The Taliban Shuffle: Strange Days in Afghanistan and Pakistan”を原作に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
2003年、ニューヨーク
テレビ局員のキム・ベイカーは、人員不足のため、アフガニスタンの現地レポーターになることを勧められ、生活に変化を求めた彼女は旅立つ決心をする。
カブールに着いたキムは、アフガニスタン人のファヒムと警護のニックに迎えられ、各国取材陣が集まる宿舎に案内される。
翌日、”不朽の自由作戦”を展開するアメリカ海兵隊のホラネク大佐の許可を得たキムは、従軍取材のため部隊と共に行動を始める。
その後、BBCの特派員ターニャと競い合い、スコットランド人のフリーの写真家イアンと親密な関係になりながら、キムは現地の生活や仕事に順応していくのだが・・・。
__________

製作も兼ねるティナ・フェイが主演ということで、ハチャメチャなドタバタコメディを得意とする彼女が、どのような演技をするのかが見所の作品。

ユーモアを交えたコメディ・タッチのシーンやセリフも多くあるが、全体的には真面目なドラマであり、デスクワークから、逞しい現地レポーターとなる女性テレビ局員を熱演する、ティナ・フェイのシリアスな演技は注目だ。

現地取材陣の思惑や、スクープをものにしようとするせめぎ合い、兵士達と同じ危険を覚悟して行動する姿などが生々しく描かれている。

協力もし合う、主人公のライバル的な存在のBBC特派員マーゴット・ロビー、主人公と愛し合うスコットランド人のフリーの写真家マーティン・フリーマン、主人公を誘惑する現地の大物政治家アルフレッド・モリーナ、主人公に協力する海兵隊司令官ビリー・ボブ・ソーントン、主人公をサポートする現地人クリストファー・アボット、長身のカメラマン、ニコラス・ブラウン、主人公の警護を担当するスティーヴン・ピーコックレバノン人レポーターのシェイラ・ヴァンド、主人公と親交を深める、両脚を失う海兵隊エヴァン・ジョニカイト、命を落とす取材陣に協力する現地人ファヒム・アンウォー、主人公の恋人ジョシュ・チャールズ、主人公の上司チェリー・ジョーンズ、主人公と話す旅客機の乗客のトーマス・クレッチマンなどが共演している。


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