ワイルドカード Wild Card (2015) 3/5 (12)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ラスベガスでボディガードをする男の生き様を描く、監督サイモン・ウェスト、主演ジェイソン・ステイサムマイケル・アンガラノドミニク・ガルシア=ロリドスタンリー・トゥッチ他共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:サイモン・ウェスト

製作:スティーヴ・チャスマン
製作総指揮
ニック・マイヤー
マーク・シャバーグ
カシアン・エルウィズ
ロバート・アール
ブライアン・ピット
原作:ウィリアム・ゴールドマンHeat
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:シェリー・ジョンソン
編集
パドレイク・マッキンリー
トーマス・J・ノードバーグ
音楽:ダリオ・マリアネッリ

出演
ニック・ワイルド:ジェイソン・ステイサム
サイラス・キニック:マイケル・アンガラノ
ホリー:ドミニク・ガルシア=ロリド
ダニー・デマルコ:マイロ・ヴィンティミリア
カサンドラ:ホープ・デイヴィス
オズグッド:マックス・カセラ
ベイビー:スタンリー・トゥッチ
ドリス:ソフィア・ベルガラ
ピンカス”ピンキー”ザイオン:ジェイソン・アレクサンダー
ロキシー:アン・ヘッシュ
ティール:クリス・ブラウニング
キンロー:マット・ウィリグ
ベニー:フランソワ・ヴァンサンテッリ
ミリセント:ダヴェニア・マクファデン

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2015年製作 92分
公開
北米:2015年1月30日
日本:2015年1月31日
製作費 $30,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ラスベガス
バーで飲んでいたニック・ワイルド(ジェイソン・ステイサム)は、店に入って来た魅力的な女性ドリス(ソフィア・ベルガラ)が気になる。

ドリスと待ち合わせをしたオズグッド(マックス・カセラ)が現れ、彼女との将来について語り始める。

二人に近づいたニックは、ドリスを強引にダンスに誘い、オズグッドと揉める。

ニックにカツラを奪われたオズグッドは、トラブルを嫌うドリスに説得されて店を出る。

納得いかないオズグッドは、店を出たニックに尚もからかわれたために憤慨し、彼を叩きのめしてしまう。

ニックはその場を去り、ドリスは、ヒーローだと言ってオズグッドを抱きしめる。

元兵士だったイギリス人のニックは、ギャンブル依存症を何とか克服したものの、今では落ちぶれていた。

病院の入り口に、傷だらけの女性ホリー(ドミニク・ガルシア=ロリド)が置き去りにされる。

ホリーに気づいた職員は病院に運び込み、治療を受けた彼女は誰にやられたのかを訊かれ、ニックの名前を口にする。

翌朝、弁護士ピンカス”ピンキー”ザイオン(ジェイソン・アレクサンダー)と組んでセキュリティ・コンサルタントをするニックは、オフィスに向かう。

そこに現れた青年サイラス・キニック(マイケル・アンガラノ)は、カジノでのボディガードをニックに頼む。

相手が子供だと思ったニックは気乗りしないが、サイラスは、自分がギャンブラーで、カジノで安全に遊びたいことを伝える。

経歴を訊かれたニックは適当に答え、サイラスに気に入られ、”シーザーズ・パレス”に7時に来てほしいと言われて承知する。

馴染のダイナーに向かったニックは、実は手を組んでいたオズグッドから昨夜のことで感謝される。

報酬を倍額払おうとするオズグッドに、ニックは半額を返して店に入る。

ウエイトレスのロキシー(アン・ヘッシュ)に、元恋人のホリーから連絡があったと言われたニックは、彼女の家に向かう。

痛めつけられたホリーの顔を見たニックは、誰にやられたのかを訊くものの、彼女はそれが分からないと答える。

デートした場所で、若い男と付き添いの巨体の二人とエレベーターで一緒になり、男にパーティーに誘われ、スイートルームで乱暴されたことをホリーは話す。

犯されて痛めつけられた後、病院の前に放置されたと言うホリーは、ニックに報酬の100ドルを払い、男達を捜してもらおうとする。

男達を訴えると言うホリーは、相手の名前も部屋も分からないことを伝えるが、ニックは探偵を雇うようにと言って関りを避ける。

その場所が”ゴールデン・ナゲット”だと知ったニックは、そこだけには行くなと忠告したはずだとホリーに伝える。

組織のボス、ベイビー(スタンリー・トゥッチ)に誘われ、それを断ったものの納得してもらったニックは、裏社会とは距離を保っていることをホリーに伝え、”ゴールデン・ナゲット”につてはないと言ってその場を去る。

協力を断ったものの、ホリーのことが気になるニックは、”ゴールデン・ナゲット”に向い、客室係のミリセント(ダヴェニア・マクファデン)に会い、ある男を捜していることを伝える。

その後、ダイナーでミリセントに会ったニックは、男がダニー・デマルコ(マイロ・ヴィンティミリア)という東海岸のイタリア系マフィアの後継者であるため、ボディガードを二人連れていることを知らされる。

ミリセントは、ダニーらに関わってはいけないとニックに忠告する。

ホリーに電話をしたニックは、客室係とは会ったが何も分からなかったことを伝える。

それを嘘だと言うホリーは、ダニーに”愛している”と言わされた自分が、何をされたかをニックに話す。

努力はしたと言うニックに、どん底だった時に救ったのは、愛していた自分だと伝えてホリーは電話を切る。

その夜、”シーザーズ・パレス”にサイラスを迎えに行ったニックは、街のカジノを案内する。

サイラスを”ゴオールデン・ゲート”のカジノに連れて行ったニックは、友人のディーラー、カサンドラ(ホープ・デイヴィス)に声をかけられる。

暫くその場で過ごしたニックは、サイラスを残してホリーの家に向かう。

ダニーの名前と部屋の番号を教えたニックは、それ以上関わる気がないことを伝えるが、協力してほしいとホリーに言われる。

仕方なくダニーの部屋に向かったニックは、手下のキンロー(マット・ウィリグ)とティール(クリス・ブラウニング)にベイビーの知り合いだと伝えて入れてもらう。

友人が痛めつけられたために償ってほしいとニックに言われたダニーは、銃を手にして相手を服従させようとするものの満足できない。

手下のティールとキンローに痛めつけられそうになったニックは、彼らとダニーを叩きのめして拘束する。

部屋に呼ばれたホリーは、植木バサミでダニーの性器を傷つけ、切り落とすと言って脅す。

焦るダニーから、机の引き出しの5万ドルを持っていくようにと言われたホリーは、それを確認してニックに渡す。

金の問題ではないと言うホリーは、肝心なのは”愛”だと伝えてダニーの性器を傷つける。

動揺するダニーに愛していると言わせて謝罪もさせたホリーは、ニックと共に部屋を出る。

ホリーに5万ドルを渡したニックは報酬なので受け取るようにと言われるが、二人はそれを折半して別れる。

現金を前にしたニックはギャンブラーの血が騒ぎ、”ゴオールデン・ゲート”に向い、カサンドラのテーブルで”ブラックジャック”を始める。

ツキを信じるニックは勝ち続け、ディーラーがカサンドラから交代したためにテーブルを離れてバーに向かう。

現れたサイラスに声をかけたニックは、自分はまだツイていると思いテーブルに戻り、その後も勝ち続けて50万6000ドルを手に入れる。

5年分の自由を手にしたと言って街を出る話をするニックは、コルシカ島に発つことをサイラスに伝える。

しかし、チップを換金しようとしたニックは、自分の考えが負け犬の夢であり、この場に戻る必要がないほどの金を手に入れると言ってテーブルに戻る。

ディーラーを代わっていたカサンドラは、上限なしでゲームをするとニックに言われて許可を取る。

50万ドルのチップに手持ちの2万5000ドルの現金を上乗せするものの、ニックは負けてしまう。

2万5000ドルを失っただけだとカサンドラに伝えたニックはその場を去るが、流石にショックを受ける。

バーで意識を失いサイラスの部屋で目覚めたニックは、自分のことを良く知る彼に、何か隠し事がないかを尋ねる。

ニックのことは全て調べたと言うサイラスは、将来を恐れる自分に全てを教えてほしいと伝える。

死ぬ前にしたいことは勇敢な行為だと言うサイラスは、子ども扱いするニックに、19歳までに7000万ドルを稼いだことを話す。

ソフトウェアを改造して富を得たものの、それでは満足できないと言うサイラスは、金は払うと言って協力を求める。

自分で何とかしろとサイラスに言い残したニックは、バーに向かう。

二人の男が現れ、ダニーが呼んでいると言われたニックは、彼らと加勢を叩きのめす。

ベイビーの元に連れて行かれたニックは、ダニーのことが問題になっていると言われる。

ティールとキンローを拘束したまま撃ち殺したと言われたニックは、真実を確かめようとするベイビーと共にダニーの元に向かう。

ダニーは、ニックがティールとキンローを銃で殺した状況を話す。

自分には銃が必要ないと言うニックの反論を、彼が素手で人を殺せることを知っているベイビーは認める。

ある女性が、ダニーの性器に植木バサミで傷をつけたのを目撃したとニックに言われたベイビーは、それを確かめようとする。

ダニーはそれを拒み、ベイビーは、ニックに似た男の犯行だったということで話をまとめる。

帰るよう言われたダニーは、ニックを脅しながらその場を去る。

ティールとキンローの前で恥をかかされたダニーが、彼らを殺したことをニックはベイビーに伝える。

納得したベイビーは、ニックの身を案じながら立ち去る。

ダイナーに向かったニックは、現れたサイラスから街を離れると言われる。

自分らしく生きることにしたと言うサイラスは、ニックにもそうするようにと伝える。

100万ドル勝っても結局は賭け続けただろうと言うニックは、自分はギャンブル依存症だと伝える。

自分の愚かさを伝えたニックは、ヨットに一歩近づいたと言われるものの、それが無理な二つ理由があり、まず金がないと答える。

プレゼントがあると言われたニックは、コルシカ島行きの航空券と50万ドルの小切手を確認する。

もう一つの理由は殺されることだと答えたニックの前に、ダニーと手下が現れる。

サイラスが突然、歌い始め、ダニーらが気を取られた隙にニックは姿を消す。

隠れていたニックは男達に襲いかかり、スプーンとバターナイフだけで相手を次々と倒し、ダニーを殺す。

店を出たサイラスは、逃げようとするニックに航空券と小切手を渡す。

それを受け取ったニックはサイラスに感謝し、友達だと言って彼と別れる。

モーテルに戻り荷物をまとめたニックは、車で街を去る。


解説 評価 感想
1985年に発表された、ウィリアム・ゴールドマンの小説”Heat”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
ラスベガス
元兵士のイギリス人ニック・ワイルドは、ギャンブル依存症を克服するものの、今では落ちぶれていた。
ボディガードをするニックは、現れた青年サイラスに付き添いを頼まれる。
元恋人のホリーから連絡を受けたニックは、彼女がある男に痛めつけられたことを知り、彼らを捜すための協力を求められる。
ニックは、気が進まないまま男のことを調べ、東海岸のイタリア系マフィアの後継者ダニー・デマルコと手下二人だったことを知る。
それをホリーに伝えただけで関りを避けようとしたニックだったが、かつて自分がどん底の時期に支えになってくれた彼女に協力することになる・・・。
__________

メカニック」(2011)と「エクスペンダブルズ2」(2012)でも組んだ、サイモン・ウェストジェイソン・ステイサムのコンビ作品。

当初はブライアン・デ・パルマが監督する予定だったが、サイモン・ウェストに代わった経緯がある。

ハリウッドのアクションスターとしての地位を築き、独特の雰囲気で画面を占領するジェイソン・ステイサムの個性と魅力が生かされた作品ではあるが、いつもは切れのあるサイモン・ウェストの演出が影を潜めているのはやや残念。

素手が凶器となる殺人的な強さを見せる主人公が、ギャンブル依存症を克服したばかりの落ちぶれた男だというところが、人間味を感じさせる設定となっている。

スタンリー・トゥッチソフィア・ベルガラアン・ヘッシュなど、脇を固める共演者の演技も見逃せないのだが、出演場面が少ないのでやや期待外れだ。

他の魅力的なキャストも注目の作品ではあるものの、北米では限定公開されただけで、商業ベースには乗らなかった作品。

少々奇妙なキャラクターなのは童顔のせいか・・・主人公に付き添いを頼む、実は若き成功者であったマイケル・アンガラノ、マフィアに痛めつけられる主人公の元恋人役で、アンディ・ガルシアの実娘ドミニク・ガルシア=ロリド、彼女を痛めつけて復讐に遭うマフィアの後継者マイロ・ヴィンティミリア、主人公の友人であるカジノのディーラー、ホープ・デイヴィス、主人公と組んで恋人ソフィア・ベルガラを手に入れるマックス・カセララスベガスを仕切る組織のボス、スタンリー・トゥッチ、主人公と仕事をする弁護士ジェイソン・アレクサンダー、ダイナーのウェイトレス、アン・ヘッシュ、ダニー(マイロ・ヴィンティミリア)の手下クリス・ブラウニングマット・ウィリグ、ダイナーで女性を口説く男フランソワ・ヴァンサンテッリ、ホテルの客室係ダヴェニア・マクファデンなどが共演している。


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