ウィル・ペニー Will Penny (1968) 3.34/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

中年を過ぎたカウボーイが旅を続ける母子と出会い親交を深めるが、身の程を知り手を引き自分の人生を歩もうとする悲恋を描く、主演チャールトン・ヘストンジョーン・ハケットドナルド・プレザンスベン・ジョンソンリー・メジャースブルース・ダーン他共演、監督トム・グライスによる異色の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:トム・グライス
製作
フレッド・エンジェル
ウォルター・セルツァー
脚本:トム・グライス

撮影:ルシアン・バラード
編集:ウォーレン・ロー
音楽:デヴィッド・ラクシン

出演
ウィル・ペニー:チャールトン・ヘストン

キャサリン・アレン:ジョーン・ハケット
クイント:ドナルド・プレザンス
アレックス:ベン・ジョンソン
ブルー:リー・メジャース
レイフ・クイント:ブルース・ダーン
アイク・ウォルターステイン:スリム・ピケンズ
ダッチー:アンソニー・ザーブ
フレイカー医師:ウィリアム・シャラート
ケートロン:クリフトン・ジェームズ
ジェニー:クエンティン・ディーン
フォクシー:ルーク・アスキュー
ロムラス:マット・クラーク
ホーレス・グリーリー”H・G”アレン:ジョン・グリース

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1968年製作 109分
公開
北米:1968年4月10日
日本:1968年3月
製作費 $1,400,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

老練な牛追いのウィル・ペニー(チャールトン・ヘストン)は、年齢のことを仲間にからかわれていた。

無事に目的地に牛を運び終えたウィルは、ダッチー(アンソニー・ザーブ)とブルー(リー・メジャース)と共に町に向かおうとする。

そして3人は、説教師だというクイント(ドナルド・プレザンス)一家に出くわす。

双方は、仕留めた鹿を奪い合い撃ち合いになり、ウィルがクイントの息子を射殺してしまう。

クイントは3人に復讐を誓い立ち去るが、ダッチーが負傷してしまい、付近のケートロン(クリフトン・ジェームズ)の牧場兼店に立ち寄る。

酒や食事も出すケートロンの店で、ウィル達は、夫に会いにカリフォルニアに向かう、キャサリン・アレン(ジョーン・ハケット)とH・G/ホーレス・グリーリー(ジョン・グリース)母子に出会う。

瀕死のダッチーを気の毒に思ったキャサリンだったが、どうすることも出来ず、彼女は夫の元に旅立つ。

町に着いたウィルとブルーは、ダッチーをフレイカー医師(ウィリアム・シャラート)に診せる。

ダッチーの回復を待つというブルーを残し、ウィルは一人フラットライアン牧場に向かう。

クイントと息子レイフ(ブルース・ダーン)は、ウィルを見つけるが、殺さずに様子を窺うことにする。

牧場主のアレックス(ベン・ジョンソン)に雇われたウィルは、山岳地帯の境界線の見回りを任される。

見張り小屋に着いたウィルは、何者かにいきなり発砲されてしまい、彼は、それが案内人に逃げられたキャサリン母子だと気づく。

キャサリンらを追い出そうとしたウィルだったが、彼女は銃を向けてそれを拒否する。

ウィルは、仕方なく牧場内を見回ることにするが、クイントらに襲われて、胸をナイフで刺されたまま置き去りにされてしまう。

一命を取り留めたウィルは、何とか自力で見張り小屋までたどり着き、キャサリンの手厚い看護で回復する。

本格的な冬を迎える前に、その備えをしたウィルは、小屋に住み着こうとするキャサリン達のことを、アレックスに報告しないことにする。

H・Gはウィルを慕い、やがてキャサリンも彼に心惹かれるようになる。

読み書きの出来ないウィルは、朗読が上手なキャサリンを尊敬し、彼女はウィルに歌を教えたりもする。

身寄りのないウィルは、キャサリンとH・Gとの出会いで、家族の愛情を感じるが、夫のいるキャサリンの生活に立ち入る訳にはいかなかった。

そんなウィルをキャサリンは受け入れ、一緒に暮らすことを彼に告げて二人は抱き合う。

しかし、クイント一家が小屋に押し入り、ウィルを拘束して、冬の間、使用人として使おうとする。

クイントの息子レイフ達は、キャサリンを奪い合い兄弟喧嘩を始め、その隙にウィルが逃亡する。

そこに回復したダッチーを連れたブルーが現れ、ウィルに加勢し、クイント一家との激しい銃撃戦が始る。

馬車の荷台に硫黄があるのに気づいたウィルは、小屋の煙突に硫黄を撒き入れ、クイント一家を燻り出す。

キャサリンとH・Gを、安全な場所に避難させたウィルが一家を倒すと、そこにアレックスが現れる。

アレックスはウィルから事情を聞いて、キャサリン母子を牧場に連れて行き、幌馬車隊に乗せようとする。

ウィルは、夫のいるキャサリンに別れを告げようとするが、彼女は夫との結婚生活よりもウィルを選ぶことを告げる。

入植者の土地で農場を作る提案をするキャサリンに、間もなく50歳になるウィルは、その自信がないことを告げる。

そしてウィルは、給料はキャサリンに渡すようアレックスに伝え、ダッチーとブルーと共にその場を去って行く。


解説 評価 感想 ■

1960年に放映されたTVシリーズの”The Westerner ”のエピソードを基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

家族もなく、牧童しか出来ない中年の男ウィル・ペニーは、仲間と別れ、夫に会うためにカリフォルニアに向かうキャサリンと息子のH・Gに出会う。
その後、ウィルに息子を殺され、彼を恨む説教師クイント一家に、彼は命を狙われる。
クイントに傷を負わされたウィルは、それを知ったキャサリンの手厚い看護で回復する。
やがて、H・Gはウィルを慕い、キャサリンも彼に惹かれていく。
しかしウィルは、自分の年齢を考え、夫のいるキャサリンの生活にも立ち入る気にはなれなかった・・・。
__________

男としての逞しさはあるが、自分の年齢や夫のある女性を愛す自身のない、切ない男の生き様を描くドラマでもあり、どの作品でも逞しく頑強なヒーローの象徴のような役柄を演ずるチャールトン・ヘストンが、その主人公を、情感溢れる表情で演じているところなどが実に新鮮だ。

2ヶ月前に公開されていた、彼の代表作でもある「猿の惑星」(1968)などと共に、新たな挑戦に挑んだ、彼の意気込みが感じられる作品でもある。

その後、49歳の若さで癌のために他界する、素朴な美しさが印象的なジョーン・ハケット、その息子ジョン・グリース、狂信的な説教師である悪党一家の父親を怪演するドナルド・プレザンス、主人公を雇う牧場主ベン・ジョンソン、牧童仲間リー・メジャースアンソニー・ザーブ、悪党一家の息子ブルース・ダーン、キャトル・ドライブのコック、スリム・ピケンズ、町医者のウィリアム・シャラート、酒場と食堂を営む牧場主クリフトン・ジェームズなど、魅力的な共演者が脇を固めている。


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