ヤング≒アダルト Young Adult (2011) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

JUNO/ジュノ」(2007)のジェイソン・ライトマンと同作でアカデミー脚本賞を受賞したディアブロ・コーディが再び組んだ作品。
結婚歴のある30代も半ば過ぎのゴーストライターが、身勝手な考えで元恋人との復縁を期待するものの、現実に気づき新たな生き方を見つけるまでを描く、主演シャーリーズ・セロンパットン・オズワルトパトリック・ウィルソンエリザベス・リーサー他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ジェイソン・ライトマン
製作総指揮
ヘレン・エスタブルック

ネイサン・カヘイン
ジョン・マルコヴィッチ
スティーヴ・M・レイルズ
製作
ディアブロ・コーディ

リアンヌ・ハルフォン
メイソン・ノヴィック
ジェイソン・ライトマン
ラッセル・スミス
シャーリーズ・セロン
脚本:ディアブロ・コーディ
撮影:エリック・スティールバーグ
編集:デイナ・E・グローバーマン
音楽:ロルフ・ケント

出演
メイヴィス・ゲイリー:シャーリーズ・セロン

マット・フリーハウフ:パットン・オズワルト
バディ・スレイド:パトリック・ウィルソン
ベス・スレイド:エリザベス・リーサー
サンドラ・フリーハウフ:コレット・ウォルフ
ヘッダ・ゲイリー:ジル・アイケンベリー
デヴィッド・ゲイリー:リチャード・ベキンス
ジャン:メアリー・ベス・ハート
メアリー・エレン・トラントウスキー:ケイト・ノウリン
ジム/電話の声:J・K・シモンズ
ホテルのフロント係:ルイーザ・クラウゼ
ヴィッキー・ロベク:ヘティエンヌ・パーク

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2011年製作 94分
公開
北米:2011年12月9日
日本:2012年2月25日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $16,300,302
世界 $22,654,650


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ミネソタ州、ミネアポリス
ヤングアダルト小説のゴーストライターである、離婚経験のある37歳のメイヴィス・ゲイリー(シャーリーズ・セロン)は、華やかな高校時代とは違い、幸せを掴みきれない思いを抱きながら、漠然とした日々を過ごしていた。

そんなメイヴィスは、ある日、高校時代の恋人バディ・スレイド(パトリック・ウィルソン)から、生まれた子供の誕生パーティーの招待をメールで受ける。

昔を懐かしく思うメイヴィスは、編集者ジム(J・K・シモンズ)からの、原稿の催促メッセージを聞き流しながら、バディのことを考える。

長年やり取りもない元恋人の自分に対し、既婚者ではあるが、バディが何か特別な思いを持っているのではないかと考えるメイヴィスは、友人ヴィッキー・ロベク(ヘティエンヌ・パーク)にそれを話す。

ヴィッキーはバディが幸せだと単純に考えるが、メイヴィスは、妻や子に縛られた生活に、彼が幻滅していると勝手な想像を膨らませる。

どうしてもそのメールが気になるメイヴィスは、荷造りをして、愛犬ドルチェを連れて故郷マーキュリーに向かう。

バディとの思い出が詰まる”ティーンエイジ・ファンクラブ”の古いミックステープの”ザ・コンセプト”を聴きながら、メイヴィスは思い出に浸る。

マーキュリー。
ホテルに部屋を取ったメイヴィスは、バディの電話番号を調べ、不動産関係の用事で来たと言ってバーに誘う伝言を彼に残す。

その夜、バーに向かったメイヴィスは、入り口でバディからの電話を受け感激し、彼を誘う。

バディは家を出られる状況でなく、翌日に会う約束をして二人は電話を切る。

バーに入り、カウンターで飲み始めたメイヴィスは、その場にいた男性客が、自分を見つめていることに気づく。

高校の同級生マット・フリーハウフ(パットン・オズワルト)だと分かったメイヴィスは、素っ気ない態度で言葉を交わす。

マットは、ヤングアダルト小説の作家として、それなりに有名になったメイヴィスと語り合う。

メイヴィスは、障碍者用の杖に気づき、マットがゲイだと言われて差別され、暴力を受けた生徒だということを思い出す。

その時のことを話したマットは、バディと結ばれる運命であり、寄りを戻すとメイヴィスから聞き、正気とは思えない話に驚く。

メイヴィスは、ばかげた話だというマットを笑い飛ばし、酔いながら、タクシーでホテルに向かう。

翌日、メイヴィスは、原稿を書きながらジムの伝言を聞き流し、エステに向かいバディとの再会に備える。

普段のラフなスタイルから一変、化粧をして身なりを整えたメイヴィスは、バディとの待ち合わせ場所が、ムードもない平凡なスポーツ・バーだったために驚く。

暫くして現れたバディと抱き合い、感激するメイヴィスだったが、彼がドリンクを取りに行っている間に、そこで働いているマットが現れる。

マットに嫌味を言われながら、戻ってきたバディと他愛もない話をしたメイヴィスは、彼に翌日の夕食に誘われて別れる。

ホテルに戻ったメイヴィスは、マットに電話をして、おかしな想像をしないようにと警告しながら、再び彼と飲む約束をする。

マットの家に向かったメイヴィスは、彼の妹のサンドラ(コレット・ウォルフ)に迎えられる。

ガレージの自家製蒸留器で、バーボンを作っていたマットは、メイヴィスに試飲をさせて部屋に招く。

フィギアなどを作るオタク気味のマットに、バディ関係の状況を聞かれたメイヴィスは、彼の家を確認しに行く。

翌日メイヴィスは、シックで清潔感があり尚且つセクシーな服を買う。

書店に向かったメイヴィスは、バディの姪のために、在庫整理で並べられた自分の本にサインをしてしまい、定員と揉める。

その後メイヴィスは、再びネイルサロンに向かい、ホテルに戻り”変身”してバディの家を訪れる。

バディに本を渡し、彼の妻べス(エリザベス・リーサー)とも再会したメイヴィスは、三人で近況などを話す。

べスがバンドを組んでいるため、バーにその演奏を聴きに行ったメイヴィスは、同級生のバンド・メンバーのメアリー・エレン・トラントウスキー(ケイト・ノウリン)らに、白い目で見られる。

演奏は始り、メイヴィスは、最初の曲が”ザ・コンセプト”だったために驚き動揺してしまう。

メイヴィスは、思い出の曲だと言ってバディに寄り添い、その場にいたマットはその様子を見て呆れる。

メアリーに嫌味を言ったメイヴィスは、べスが残りたい様子だったために、酔ったバディを家に送る。

入り口でいいムードになったメイヴィスは、バディとキスするが、ベビーシッターに邪魔されてしまう。

その後メイヴィスは、バーで、お互いを批判し合いながらマットと飲み明かし、ホテルの駐車場で、車をぶつけてしまう。

翌日メイヴィスは、バディから、子供の命名パーティーに招待される。

メイヴィスは、街角で母ヘッダ(ジル・アイケンベリー)と出くわして実家に向かい、父デヴィッド(リチャード・ベキンス)に迎えられる。

自分の部屋で、高校時代のバディのジャージを見つけたメイヴィスは、それを着ながら、元夫との結婚式の写真が飾られていることに気づく。

それを外して欲しいことを両親に伝えたメイヴィスは、バディのことも話す。

その後、マットを誘い、高校の裏の森で飲むことにしたメイヴィスは、バディのことなどで彼と口論になる。

人の幸せを壊しに来た、独りよがりの、大人になり切れない女だとマットに批判され、メイヴィスはその場を立ち去る。

翌日メイヴィスは、落ち着いた雰囲気のファッションで、子供へのプレゼントを買い、バディの家を訪ねる。

メイヴィスは、バディの母親ジャン(メアリー・ベス・ハート)に挨拶して、バディを見つけて抱き合う。

ジャンはその様子を見て気にするが、メイヴィスは、バディを人のいない部屋に誘う。

メイヴィスは、メアリーらの目を気にしながら二階の部屋に向かいバディに迫る。

驚くバディはそれを拒み、メイヴィスの行動を理解できず、帰って欲しいことを伝えてその場を去る。

動揺したメイヴィスは、ガレージに集まるために外に出るが、べスが彼女を気遣った際、飲み物をドレスにこぼしてしまう。

それでキレてしまったメイヴィスはべスを罵倒し、自分とバディの幸せだった時期のことなどを出席者の前で語り、その場にいた両親の制止も聞かない。

バディの子を身ごもるものの流産し、それがなければ立場が逆だと言って、メイヴィスは叫び続ける。

ガレージのべスのドラムを披露したバディは、何事が起きたのかと歩み寄る。

メイヴィスは、なぜ自分を招待したのかをバディに尋ねるが、彼は、それが、孤独で思いつめていることが明らかな、メイヴィスを気の毒に思ったべスの考えだということを伝える。

おさまらないメイヴィスは、バディのために、大嫌いなこの地に戻ってきたと、悪態をつきながらその場を去る。

放心状態のままマットの部屋に向かったメイヴィスは、皆に嫌われたと言って嘆き、起きたことを説明する。

メイヴィスは、惨めさに耐え切れずに涙し、汚れたドレスを脱ぎ捨てる。

マットに、着ているシャツを借りようとするメイヴィスは彼を求め、そして二人は愛し合う。

その後、マットは、自分がいかにメイヴィスに憧れていたかを語る。

翌朝、キッチンでサンドラと話したメイヴィスは、人々が、苦もなく自然にみつける幸せに出会えないと嘆きながら、彼女が自分を理想の女性と思い憧れていることに気づく。

この町には何もないということで、サンドラと意見が一致したメイヴィスは、気持ちが落ち着き彼女に感謝する。

ミネアポリスに戻る気になったメイヴィスは、同行したいというサンドラに、留まるべきだと伝えて立ち去る。

ホテルに戻りチェックアウトしたメイヴィスは、ダイナーに立ち寄り、物語の最終回の原稿を書き上げる。

メイヴィスは、自分の人生の新たなスタートだと気持ちを入れ替え、フロントが壊れた車に乗り込む。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ミネソタ州、ミネアポリス
ヤングアダルト小説のゴーストライターで、離婚経験のある37歳のメイヴィス・ゲイリーは、ある日、高校時代の恋人バディからのメールを受信する。
生まれた子供の誕生パーティーの招待を受けたメイヴィスは、バディが結婚生活に幻滅し、自分との復縁を願っているものと思い込む。
故郷マーキュリーに戻ったメイヴィスは、バディと連絡を取るものの、その日は独りでバーに向かう。
そこでメイヴィスは、高校時代に差別されて暴力を受け、障碍者になったマットと再会する。
マットは、バディと寄りを戻すという、メイヴィスのばかげた考えに呆れながら、憧れの存在でもあった彼女を見守ろうとする。
翌日、バディと再会して感激したメイヴィスだが、彼が家庭的になったことを感じながらも、周囲の目も気にせずに、彼との復縁に向けて行動を開始するのだが・・・。
__________

ジェイソン・ライトマンの「JUNO/ジュノ」(2007)、「マイレージ、マイライフ」(2009)とほぼ同じスタッフで製作された作品で、魅力的なキャスティングでもあり、公開前は大いに話題になった。

主人公を熱演する、スーパーモデル並みの美女シャーリーズ・セロンの、等身大の女性自体の描写は非常に興味深く、序盤から引き込まれてしまう展開だ。

しかし、周囲も呆れる彼女の復縁計画が進むにつれて、映画のキャッチフレーズの”大人になり切れない・・・”で済まされるのかと疑問に思ってしまい、共感できるできないの次元ではなくなり、終盤は意外に盛り上がらない。
けれども、実に魅力的に感じてしまう主人公や、作品全体の雰囲気はいいのだが・・・。

才能豊かなジェイソン・ライトマン作品ではあるが、彼故に期待は大きく、悪くはないが、全てが今一歩という感じで、評価も低く、大規模な拡大公開もされずに、興行収入も低迷した。

主人公とは釣り合わないが、唯一人、心触れ合う同級生を好演するパットン・オズワルト、主人公が復縁を期待する元恋人のパトリック・ウィルソン、その妻エリザベス・リーサー、主人公に憧れるマット(P・オズワルト)の妹コレット・ウォルフ、主人公の母ジル・アイケンベリー、父リチャード・ベキンス、バディ(P・ウィルソン)の母親メアリー・ベス・ハート、主人公の同級生ケイト・ノウリン、編集者で声だけの出演J・K・シモンズ、ホテルのフロント係ルイーザ・クラウゼ、主人公の友人役ヘティエンヌ・パークなどが共演している。


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