007は二度死ぬ You Only Live Twice (1967) 2.97/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★☆☆☆

007シリーズ第5作。
1964年に発表された、
イアン・フレミング同名小説で、シリーズ第1作目を基に製作された作品であり日本が舞台。
監督ルイス・ギルバートショーン・コネリー丹波哲郎浜美枝ドナルド・プレザンス共演。


007シリーズ

ショーン・コネリー / Sean Connery 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ルイス・ギルバート
製作:
ハリー・サルツマン

アルバート・R・ブロッコリ
原作:イアン・フレミング
脚本:ロアルド・ダール
撮影:フレディ・ヤング
編集:ピーター・ハント
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽:ジョン・バリー
モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
主題歌:
ナンシー・シナトラ

出演
ジェームズ・ボンド:
ショーン・コネリー

タイガー・タナカ:丹波哲郎
アキ:若林映子
キッシー・スズキ:浜美枝
アーネスト・スタヴロ・ブロフェルド:ドナルド・プレザンス
オーサト: 島田テル
ヘルガ・ブラント:カリン・ドール
ディッコ・ヘンダーソン:チャールズ・グレイ
スペクターNo.3:バート・クォーク
アメリカ大統領:アレクサンダー・ノックス
リン:ツァイ・チン
M:バーナード・リー
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル

イギリス 映画
配給
ユナイテッド・アーティスツ

1967年製作 117分
公開
北米:1967年6月13日
日本:1967年6月17日
製作費 $9,500,000
北米興行収入 $43,084,790
世界 $111,600,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカの宇宙船が、船体ごと姿を消すという事件が起き、アメリカはソ連の行動を疑う。

しかし、イギリスは正体不明の妨害ロケットが、ソ連のものとの見解を示さなかった。

イギリスは、そのロケットが日本周辺に着陸したことを確認していたため、既に香港で活動を開始していた。

イギリス諜報員ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)は、香港で暗殺される。

しかし、それは、ボンドが新しい任務に就くために仕組まれたカモフラージュで、海底に葬られた彼は回収されて、イギリス海軍潜水艦に運ばれる。

MI6の特設本部が置かれた艦内で、マネーペニー(ロイス・マクスウェル)に迎えられたボンドは、M(バーナード・リー)から、米ソ全面戦争を阻止するために、日本に着陸したと推測される、ロケットに関する調査を命ぜられる。

暗号の”アイ・ラブ・ユー”をマネーペニーに教えら、日本語辞書を渡されたボンドだったが、ケンブリッジ大学でそれを習ったことを彼女に伝えて任務に向かう。

東京。
ボンドは、”
蔵前国技館”で諜報員のアキ(若林映子)と接触し、イギリス人連絡員のディッコ・ヘンダーソン(チャールズ・グレイ)の元に向かう。

ヘンダーソンに会ったボンドは、日本の情報部トップのタナカ(丹波哲郎)と会うよう指示される。

しかし、ヘンダーソンは何者かに刺殺されてしまい、犯人を追ったボンドはその男を殺し、待ち構えていた車に味方に扮して乗り込み、大企業”オーサト化学”ビルに向かう。

殺し屋を倒し、金庫から書類を奪ったボンドは逃亡するが、警備員に追われてしまう。

しかし、そこにアキが現れ、彼女はタナカのいる秘密本部にボンドを案内する。

ボンドは、オーサト化学で奪った資料などをタナカに見せ、ロケットの燃料を扱っている可能性があることと、手掛かりとなる写真を確認する。

その後、ボンドはタナカの計らいで手厚くもてなされ、アキとの一夜を過ごす。

実業家を装いオーサト化学を訪れたボンドは、ヘリコプターで現れたオーサト(島田テル)と、秘書ヘルガ・ブラント(カリン・ドール)に面会する。

ボンドとの商談を済ませたオーサトは、ヘルガに彼の殺害を命ずる。

ビルを出たボンドは、いきなり命を狙われ、迎えに来たアキの車で逃走する。

アキはタナカに連絡を入れ、彼が手配したヘリで、オーサトの手下達は車ごと始末される。

ボンドは、写真に写っていた貨物船が、オーサト化学所有だとの連絡をタナカから受け、その船が荷積みをしている神戸に向かう。

神戸港で、オーサトの手下に襲われたボンドは、アキを逃がすものの捕らえられてしまう。

ヘルガが、ボンドをセスナに乗せて墜落させようとするが、彼は何とか不時着して難を逃れる。

ボンドはQ(デスモンド・リュウェリン)を日本に呼び寄せ、小型ヘリ”リトル・ネリー”で、異変が続くマツ島を調べるが、数機のヘリに襲われる。

敵のヘリを撃破したボンドは、ソ連がロケットを打ち上げるとの連絡を受ける。

予想通り、ソ連の宇宙船は謎のロケットに飲み込まれてしまい、米ソは一触即発の状態になる。

ロケットは、マツ島の火山の火口湖に見せかけた秘密基地に着陸し、衛星を回収して宇宙飛行士を拘留する。

それを計画して指揮する、国際秘密組織”スペクター”のブロフェルド(ドナルド・プレザンス)は、ボンド殺害に失敗したオーサトとヘルガを責め、彼女をピラニアの餌食にする。

そして、オーサトは、再びボンド殺害を命ぜられる。

ボンドは、火口湖を調べることをタナカに告げ、彼も、忍者部隊を使って攻め込む準備をしていることを伝える。

タナカは、ボンドを日本人漁師に変装させて、マツ島の海女と結婚させ、潜伏する計画をボンドに伝える。

しかし、アキがボンドの身代わりとなり何者かに毒殺され、ボンドは、計画を急ぎ準備のために武道訓練に励む。

そしてボンドは、タナカの部下である島の海女キッシー・スズキ(浜美枝)と結婚して島に住み始める。

タナカから、アメリカのロケット打ち上げが早まるとの報せを受けたボンドは、不審な死を遂げた村人が行ったという洞窟に向かう。

そこは、人を近寄らせないようガスが噴出していたため、その場を逃れたボンドとキッシーは、火山の火口を調べようとする。

火山に向かったヘリが姿を消し、ボンドとキッシーは火口湖に向かうが、その頃、アメリカがロケットを打ち上げる。

夜となり、火口湖に到着したボンドとキッシーは、湖の表面が金属だということに気付く。

その時、火口が開き始め、地下の秘密基地が姿を現す。

ボンドは、キッシーにタナカへの連絡をさせて、自らは基地内に侵入する。

捕らえられていた宇宙飛行士を救出して、スペクター側の宇宙飛行士に扮したボンドは、ロケットに乗り込もうとする。

しかし、ブロフェルドはボンドの正体を見破り、予定通りロケットを発射させる。

そこに、キッシーの報せを受けた、タナカ率いる援軍が火口に大挙押し寄せる。

ボンドは、装備品のロケット・タバコで敵を混乱させて火口を開ける。

ブロフェルドに再び捕らえられたボンドだったが、タナカの部隊が基地内に侵入して攻撃を仕掛ける。

ロケットは、アメリカの宇宙船に迫り、アメリカ大統領(アレクサンダー・ノックス)は、ソ連との開戦準備を指示する。

そして、ブロフェルドは逃亡し、ボンドは司令室のロケット爆破スイッチを押し、ロケットは爆破され、米ソの開戦は回避される。

ブロフェルドは、基地の爆破装置を作動させ大て爆発が起こるが、ボンド達は洞窟を抜けて海へ脱出する。

ボンドとキッシーは、救援のゴム・ボートに乗り愛し合っていたが、海中から、Mらが乗船した、イギリス海軍の潜水艦が浮上して、彼らを回収する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アメリカの宇宙船が、船体ごと姿を消すという事件が起き、アメリカはソ連の行動を疑う。
正体不明の妨害ロケットが、
ソ連のものとの見解を示さなかったイギリスは、それが、日本周辺に着陸したことを確認していたため、既に香港で活動を開始していた。
イギリス諜報員ジェームス・ボンドは、現地で暗殺されたように見せかけ、Mから、米ソ全面戦争を阻止するために、日本のどこかに着陸したと思われる、ロケットに関する調査を命ぜられる。
東京に着いたボンドは、諜報員のアキと接触し、
イギリス人連絡員のヘンダーソンの元に向かい、現地情報部のトップ、タナカに会うよう指示されるのだが・・・。
__________

日本が舞台ということで話題にはなったものの、本来のスパイ劇からは大きく外れ始め、いくつもの秘密兵器や派手なアクションばかりが目立つようになった作品。
良くも悪くも、その後のシリーズの方向性を決定する、きっかけになった作品でもある。

右肩上がりだった興行成績は、1億ドルは超すものの、一気に落ち込んでしまい、そのためか、次回作「女王陛下の007」(1969)では、主演のショーン・コネリーの降板と、純粋なスパイ劇に、一旦戻る工夫が見られるようになる。

”日本観光地巡り”のような展開は、外国人の目からは楽しめたはずだ。

しかし、何もかも詰め込み過ぎという感じの、荒削りにしか思えない内容と陳腐な脚本は、日本人の目から見ても頭を傾げたくなるような場面の連続で、当時の日本の総力結集と言いたいところだろうが、日本人を含めた日本社会の描写が滑稽にしか見えない。

頼みのショーン・コネリーも、ボンド役に飽きてきている感じがが窺える。
わずか5年前の、ボンド初登場時の精悍さは全くない。

太めになってきたとはいえ、首に手ぬぐいを巻いた漁師のボンドなどは、見るに耐えない。

大袈裟な演技ばかりが目立つ日本の俳優陣の中で、浜美枝の初々しさは新鮮であった。

日本の情報部のトップ、丹波哲郎、その部下の若林映子、シリーズ中、初めて顔を見せるものの、終盤で僅かな登場に留まる、彼としてはやや存在感が薄いブロフェルドのドナルド・プレザンス、その部下オーサトの島田テルカリン・ドールイギリス側連絡員のチャールズ・グレイ、スペクターの科学者で「ゴールドフィンガー」(1964)にも出演したバート・クォーク、アメリカ大統領アレクサンダー・ノックス、そしてレギュラーのM役のバーナード・リー、Qのデスモンド・リュウェリン、マネーペニーのロイス・マクスウェルなどに加えて、「カジノ・ロワイヤル」(2006)にも出演しているツァイ・チンも、香港の諜報員役で登場する。


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